ASIO(Audio Stream Input Output:エイシオ、アシオ、アジオ)は、オーディオデバイスのドライバインタフェースの一つである。

概要

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ASIOAPIWindowsMac OS XCore Audio[1]

WindowsMac OSASIO (OS) 2ASIO

低レイテンシ

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WindowsMME200500DirectSound50100Mac OSSound Manager2050ASIO101PCOS

マルチチャンネル

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ASIOでは、複数同時に出力するなど、複数のポートを同時に扱うことができる。エフェクタを経由させる出力と、ノーマル出力とを同時に実施するなどの効用がある。

ASIO 2.0

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ASIO 1.0の後継規格として、ASIO 2.0が提供されている。最大の相違点は、入力信号をそのまま出力するダイレクトモニタリング機能をサポートしている点である。ダイレクトモニタリング機能は、入力信号をコンピュータを介さずモニタすることから、レイテンシが生じないという効用がある。

ASIO 2.1

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2005年ソニーの働きかけによりDSD対応が盛り込まれた。他の変更点はない。

実装

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ASIOASIOOSASIOASIOASIODAWASIO

Steinberg ASIO SDK

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Steinberg ASIO Software Development Kitスタインバーグ社が公開しているASIOのソフトウェア開発キットである。SDKではドライバ・インターフェース・ホスト(クライアント)それぞれの定義・基底クラス・サンプル等が提供されている[2]。ライセンスフリー・無償で配布されており、同社は直接のサポートはおこなわないがメーリングリストにおいて開発者同士の意見交換がおこなわれている。

歴史

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1990~2000年代において、Windows・Mac OSが提供する標準オーディオドライバは大きな入出力遅延があった。ASIOはマルチチャネルI/Oと共に低遅延という特徴を持っていたため、ASIOが広く利用されていた。macOSではCore Audioが標準実装されたこともあり、現在ではmacOSにおいてASIOは利用されていない(Steinberg ASIO SDKではMac OS対応が廃止され[3]macOSには最初から対応していない)。

関連項目

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外部リンク

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  • ASIO SDK - スタインバーグによる無償SDK配布およびメーリングリストの参加窓口
  • ASIO4ALL - Windows NTの機能であるカーネルストリーミングを使用したフリーのASIOエミュレーションドライバ[4]

脚注

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  1. ^ https://web.archive.org/web/20040912181832/http://allabout.co.jp/entertainment/dtm/closeup/CU20030706/
  2. ^ "iasiodrv.h - interface definition for the ASIO driver class ... asiodrvr.cpp - ASIO driver class base definition ... hostsample.cpp - a simple console app which shows ASIO hosting" ASIO SDK 2.3.3. readme.txt.
  3. ^ "Changes in ASIO 2.3 since ASIO 2.2 ... dropped support for Mac OS 8 and 9" ASIO SDK 2.3.3. changes.txt.
  4. ^ ASIOに対応していないオーディオハードウェアとドライバ環境向けに擬似的にASIOインターフェイスを提供するエミュレーションインターフェイスもしくはカーネルストリーミングラッパーであり、TASCAM US-144MKIIなどのネイティブにASIO対応している環境ではインストールする必要はない