AX

PC/AT互換機から派生したパーソナルコンピュータの規格のひとつ

AXエーエックスArchitecture eXtendedで拡張型設計の事)とはPC/AT互換機ハードウェア的な方法で日本語機能を追加したパソコンの規格のひとつ。

概要

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日本電気(NEC)のPC-9800シリーズが日本のパソコン市場で首位を固めつつあった1986年に、対抗規格としてアスキーマイクロソフトにより提唱された規格で、当時PC/AT互換機で登場からの期間が長く、安定度が高かったと思われる表示規格のEGAモード(640×350ドット)をもとに、日本語対応と解像度を高めたJEGAモード(640×480ドット)を採用し[1]、専用チップ[2]で構成されていた。

歴史

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NEC[3]198710AX19882MBC-17JAX[1]PC/ATPC-9800[1]PC/ATAXPC

VGAJVGA1990DOS/V

20AX[1]19913PCOADGDOS/VVGAAX-VGA[1]1992VGAAXAX-VGA/HAX-VGA/SDOS/V386VGARAM[4][1]AXDOS/VMS-DOS 5.0a/V[1][5]

DOS/V1993Windows 3.1AX

AX1992[1]20113

主要メーカー

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社名は当時のもの

名前の後ろに ※ が付くはMSXも製造販売していたメーカー。

脚注

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(一)^ abcdefghDOS/Vpp.19-21

(二)^ Chips&TechnologiesP82C435JEGAV6367VESAP82C435使J-3100

(三)^ AXAX

(四)^ DOS/V

(五)^ DOS/Vpp.69-70

参考文献

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  • ラッセル社出版 『PC WAVE 1998年7月号臨時増刊 さらば愛しのDOS/V』、1998年、電波実験社

関連項目

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