Bウイルス感染症
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歴史
編集原因
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ヘルペスウイルス科アルファヘルペスウイルス亜科に属するBウイルス(en)の感染を原因とする。正式名称は cercpithecine herpesvirus 1 であるが、一般的にBウイルスと呼ばれる。その他にサルヘルペスウイルス (herpes simiae virus)、オナガザルヘルペスウイルス(cercopithecine herpesvirus 1)とも呼ばれる。
疫学
編集症状
編集診断
編集治療
編集症例が少なく治療法は確立していないが、感染初期におけるアシクロビルやガンシクロビルの投与は発症予防に有効であるとされる。
予防
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ワクチンは実用化されていない。サルを取り扱う者は飼育管理、防御衣類、消毒処置などに関するガイドラインを遵守する。ウイルスは4℃では安定であるが、40℃を越す条件では失活しやすく、また有機溶剤で容易に感染性を喪失する。
出典
編集- 感染症の話 Bウイルス病 2000年第41週(10月9日〜15日)、42週(10月16〜22日)掲載 国立感染症研究所 感染症発症動向調査週報[リンク切れ]
脚注
編集- ^ Bウイルス病とは 国立感染症研究所
- ^ 株式会社新日本科学「Bウィルスに関するお知らせ」(2019年11月28日)
- ^ a b 共同通信 (2019年11月28日). “サル由来Bウイルス、人に初感染 鹿児島の施設、拡大の恐れなし | 共同通信”. 共同通信. 2019年11月28日閲覧。
- ^ 本藤良、Bウイルス感染症 わが国への侵入/蔓延が危惧される動物由来感染症 日本獣医学会
関連項目
編集参考文献
編集- 大里外誉郎編著 『医科ウイルス学改訂第2版』 南江堂 2000年 ISBN 4-524-21448-8
- 高島郁夫、熊谷進編 『獣医公衆衛生学第3版』 文永堂出版 2004年 ISBN 4-8300-3198-0
外部リンク
編集- Bウイルス病 厚生労働省
- 佐藤浩、Bウイルス感染症について 長崎大学先導生命科学研究支援センター 動物実験施設