BAN BAN BAN (アルバム)
キャプテンストライダムのアルバム
『BAN BAN BAN』(バン・バン・バン)は、キャプテンストライダムのメジャー2枚目(通算3枚目)のアルバム。2007年3月7日にソニー・ミュージックアソシエイテッドレコーズより発売された。
『BAN BAN BAN』 | ||||
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キャプテンストライダム の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
ジャンル | ||||
時間 | ||||
レーベル | ソニー・ミュージックアソシエイテッドレコーズ | |||
プロデュース | ||||
チャート最高順位 | ||||
キャプテンストライダム アルバム 年表 | ||||
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『BAN BAN BAN』収録のシングル | ||||
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解説
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前作﹃108DREAMS﹄より約1年ぶりのリリース。本作について菊住守代司は﹁﹃キャプテンストライダムというバンドで作り上げたアルバム﹄という意識が強い。﹂﹁前作は﹃いかに歌を聴かせるか﹄をいちばんのテーマしていたけど、今回は演奏している時のビビッとくる感じを凄く信じて作った。﹂と語っている[2]。
初回生産盤と通常盤の2形態で発売され、初回限定盤にはシングル3曲のミュージック・ビデオとライブ演奏10曲を収録したDVDが付属。
2007年3月18日にC.Cレモンホールにてワンマンライブ﹃BIG BAN﹄を開催し[3]、アルバムツアー﹃TOUCH THE MUSIC TOUR﹄を開催。
ジャケット写真は浅川英郎によって撮影されたもので、加治彩也香が登場している。アルバム解説文はいとうせいこう。
コマーシャルにはダイノジが出演[4]。
収録内容
編集# | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 時間 |
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1. | 「クリーンタウン」 |
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2. | 「ペラペラ」 | 永友聖也 | 永友聖也 |
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3. | 「LONE STAR (album ver.)」 |
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4. | 「ケムリマン」 | 永友聖也 | 永友聖也 |
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5. | 「明日の真下 (album edit)」 | 久保田洋司 | 永友聖也 |
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6. | 「風船ガム」 | 松本隆 | 永友聖也 |
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7. | 「アナグルマ」 | 永友聖也 | 永友聖也 |
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8. | 「COME'ON COME'ON COME'ON」 | 永友聖也 | 永友聖也 |
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9. | 「帰れやしないぜ」 | 永友聖也 | 永友聖也 |
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10. | 「恋するフレミング」 | 永友聖也 | 永友聖也 |
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11. | 「長い坂の昇る途中」 |
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合計時間: |
# | タイトル | 監督 |
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1. | 「犬の生活」(2006.9.23 EAGLE NIGHT テーマ・ソウルフル) | |
2. | 「フランクフルト」(2006.9.23 EAGLE NIGHT テーマ・ソウルフル) | |
3. | 「ブッコロリー」(2006.9.23 EAGLE NIGHT テーマ・ソウルフル) | |
4. | 「影の無い男」(2006.9.23 EAGLE NIGHT テーマ・ソウルフル) | |
5. | 「悲しみのシミかな」(2006.10.22 SHARK NIGHT テーマ・バンドロック) | |
6. | 「森はサンデー」(2006.10.22 SHARK NIGHT テーマ・バンドロック) | |
7. | 「明日の真下」(2006.10.22 SHARK NIGHT テーマ・バンドロック) | |
8. | 「恋するフレミング」(2006.10.22 SHARK NIGHT テーマ・バンドロック) | |
9. | 「キミトベ」(2006.9.23 PANTHER NIGHT テーマ・オーガニックグルーヴ) | |
10. | 「マウンテン・ア・ゴーゴー」(2006.9.23 PANTHER NIGHT テーマ・オーガニックグルーヴ) | |
11. | 「風船ガム」(ビデオ・クリップ) | 児玉裕一 |
12. | 「恋するフレミング」(ビデオ・クリップ) | 長添雅嗣 |
13. | 「LONE STAR」(ビデオ・クリップ) | スミス |
曲の解説
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シングル曲の詳細は、各項目を参照。
(一)クリーンタウン
久保田光太郎との共作ではあるものの、この楽曲とラストナンバー﹁長い坂の登る途中﹂は、初めてメンバー全員で作詞作曲を手がけた楽曲[注釈1]。
﹁クリーンマン 無菌にされたい﹂というフレーズは、﹁﹃無菌︵=純粋︶に生きていければいいな﹄とは思っていても、結局みんな何かしらで汚れてしまっているから、そのまま這いつくばっていくしかない。無菌状態の人なんて何処にもいない﹂という皮肉が込められている[5]。
(二)ペラペラ
歌詞は永友曰く﹁10分﹂で書かれたもの。なお、曲中には﹁BAN BAN BAN…﹂というコーラスが含まれているが、いくつかパターンが存在する[5]。
(三)LONE STAR (album ver.)
7thシングルのアルバムバージョン。シングルバージョンとはイントロの入り方が異なる。
(四)ケムリマン
永友が特撮ファンということで制作された楽曲。タイトルには﹁パイナポーマン﹂などの候補があったという。菊住守代司のお気に入りの一曲[6]。
ベスト・アルバム﹃ベストロリー﹄にも収録されている。
(五)明日の真下 (album edit)
6thシングル﹃恋するフレミング﹄カップリング曲のアルバムバージョン。
シングルのカップリング曲がアルバムバージョンで収録されたのは本作が初。
(六)風船ガム
5thシングル。
(七)アナグルマ
モヤモヤとしたやり切れない気持ちを歌った楽曲[2]。歌詞のモチーフは、バンドとサークルの仲間でキャンプに行った際に、永友の友人の車が故障したというエピソード[5]。
(八)COME'ON COME'ON COME'ON
レゲエのリズムなどを取り入れた楽曲[2]。
(九)帰れやしないぜ
歌詞は深夜帯に書かれたもので、なかなか歌詞が固まらず終電がなくなってしまったというエピソードに由来する[5]。
(十)恋するフレミング
6thシングル。
(11)長い坂の登る途中
曲名の﹁長い坂の﹂は、﹁﹃僕らは今、途中なんだ﹄という感じを出したい﹂という意図から。レコーディングやミキシングは本作で最後に行なわれた[5]。
演奏
編集- 永友聖也
- Vocal & Electric Guitars
- Chorus (#2.4.5.6.8.10)
- 梅田啓介
- Electric Bass
- Chorus (#2.4.5.8.9.10.11)
- 菊住守代司
- Drums
- Chorus (#1-5.8.9.10.11)
- Tambourine (#6)
- 久保田光太郎
- Electric Guitars (#1-5.7.8.10.11)
- Chorus (#2.3.4.5.8.9.10.11)
- Shekele (#2)
- 藤本純一
- Piano, Organ (#4.11)
- Electric Organ YC-20 (#9)
- TEAM CTSR:Soul Clap (#5.9)
- 笹路正徳:Keyboards (#6)
- 横山竜一:Electric Guitars (#6)
- 近藤和彦、竹野昌邦:Alto Sax (#6)
- 山本拓夫、吉田治:Tenor Sax (#6)
- 西村浩二、奥村晶:Trumpet (#6)
- 田邊晋一:Percussions (#8)
- 村田昭:Keyboards (#10)
- 本間将人:Alto Sax (#11)
- 中野勇介:Trumpet, Flugelhorn (#11)
- 五十嵐誠:Trombone (#11)
ライブ映像作品
編集シングルについては各項目を参照
クリーンタウン
ペラペラ
ケムリマン
アナグルマ
COME'ON COME'ON COME'ON
帰れやしないぜ
長い坂の登る途中
脚注
編集注釈
編集- ^ 作詞のみであれば、この2曲の他にシングル曲「ブギーナイト・フィーバー」がある。
出典
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(一)^ “BAN BAN BAN|キャプテンストライダム”. ORICON NEWS. オリコン. 2018年9月9日閲覧。
(二)^ abc駒井憲嗣︵インタビュー︶﹁キャプテンストライダム﹂﹃TOWER RECORDS ONLINE﹄、タワーレコード、2007年3月22日。2020年3月21日閲覧。
(三)^ “キャプテンストライダム、新春にシングルとDVD発売”. BARKS (ジャパンミュージックネットワーク株式会社). (2007年12月1日) 2020年3月21日閲覧。
(四)^ “ダイノジのCM出演情報”. ORICON NEWS. オリコン. 2020年3月21日閲覧。
(五)^ abcde“JUNGLE★LIFE 112号:2007年3月”. JUNGLE★LIFE. 2020年3月21日閲覧。
(六)^ “キャプテンストライダム|﹃ベストロリー﹄SPECIAL PAGE 永友聖也による全32曲解説”. キャプテンストライダム. 2018年9月9日閲覧。