CAM型光合成
CAM経路
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CAM経路はCO2を濃縮するための経路のことである。
CAM植物は夜間にCO2を取り込み、それを水和させ、HCO3-にし、それをPEP(PEP:ホスホエノールピルビン酸)とPEPカルボキシラーゼを用いてオキサロ酢酸︵C4︶にする。そしてNADPHとリンゴ酸デヒドロゲナーゼを用いてリンゴ酸︵C4︶にする。そして、このリンゴ酸は昼まで液胞に貯蔵される。
そして、昼になると、貯蔵されたリンゴ酸がNADP+と反応し、NADPHとピルビン酸︵C3︶、CO2が生成される。このように濃縮されたCO2はカルビン - ベンソン回路に入り、ピルビン酸はデンプンとなり、PEPの原料となる。PEPはピルビン酸からATPとピルビン酸オルトリン酸ジキナーゼを用いて合成される。
また、CAM経路はC4経路と同様にカルビン - ベンソン回路のみの場合と比べ、エネルギーを余計に消費する。