クロロアセトフェノン
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身体への影響
編集応急処置
編集予防策
編集歴史
編集1871年にドイツのGraebeによって、初めて合成され、1918年にアメリカ合衆国で催涙剤として開発された[2][6]。日本陸軍においては「みどり剤」と呼称された[9]。
製造法
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(一)アセトフェノンと氷酢酸を混ぜて加熱攪拌する。
(二)これを冷やして塩素ガスを吹き込む
(三)油脂状の塊が出来るのでこれを濾過する
(四)アルコールで溶いて再結晶化させて精製する。
別の合成法としては、ベンゼンとクロロアセチルクロリドを、塩化アルミニウムを触媒としてフリーデル・クラフツ反応により生成する方法がある[10]。
脚注
編集注釈
編集- ^ 目や皮膚等につくこと。
出典
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(一)^ 公益財団法人 日本中毒情報センター 化学テロ・化学災害対応体制︵概要︶ P6
(二)^ abcdefg公益財団法人 日本中毒情報センターCN[リンク切れ]
(三)^ 警察官等の催涙スプレーの使用に関する規則 平成十四年五月二十三日国家公安委員会規則第十七号
(四)^ “製品詳細”. cica-web.kanto.co.jp. 関東化学株式会社. 2022年12月27日閲覧。
(五)^ "CNガス". デジタル大辞泉. コトバンクより2022年12月27日閲覧。
(六)^ abRIOT CONTROL AGENTS,Medical Aspects of Chemical and Biological Warfare,The Air University
(七)^ ab公益財団法人日本中毒情報センター化学兵器危機管理データベース﹁催涙剤治療法︵CN、CS、CR、CA、OC︶﹂
(八)^ Flier to OWS Protesters: “Defending Against Tear Gas” Mother Jones
(九)^ 内閣府大臣官房遺棄化学兵器処理担当室 遺棄化学兵器等
(十)^ Levin, N.; Hartung, W. H. (1955). "ω-Chloroisonitrosoacetophenone". Organic Syntheses (英語).; Collective Volume, vol. 3, p. 191