FAIR原則
FAIR原則の公開サイト
編集FAIR原則の条項は以下のサイトから英語で公開されているが、各サイトによって内容や表現に違いがある[2]。
FAIR原則の条文
編集議論反映版の日本語訳を以下に示す[2]。F1.の冒頭のようにメタデータとデータ両方に適用する内容である場合は、文中で(メタ)データと記述されている[3]。
To be Findable: (見つけられるために)
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●F1. ︵メタ︶データが、グローバルに一意で永続的な識別子︵ID︶を有すること。
●F2. データがメタデータによって十分に記述されていること。
●F3. ︵メタ︶データが検索可能なリソースとして、登録もしくはインデックス化されていること。
●F4. メタデータが、データの識別子︵ID︶を明記していること。
To be Accessible: (アクセスできるために)
編集- A1. 標準化された通信プロトコルを使って、(メタ)データを識別子(ID)により入手できること。
- A1.1 そのプロトコルは公開されており、無料で、実装に制限が無いこと。
- A1.2 そのプロトコルは必要な場合は、認証や権限付与の方法を提供できること。
- A2. データが利用不可能となったとしても、メタデータにはアクセスできること。
To be Interoperable: (相互運用できるために)
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●I1. ︵メタ︶データの知識表現のため、形式が定まっていて、到達可能であり、共有されていて、広く適用可能な記述言語を使うこと。
●I2. ︵メタ︶データがFAIR原則に従う語彙を使っていること。
●I3. ︵メタ︶データは、他の︵メタ︶データへの特定可能な参照情報を含んでいること。
To be Re-usable: (再利用できるために)
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●R1. メタ︵データ︶が、正確な関連属性を豊富に持つこと。
●R1.1 ︵メタ︶データが、明確でアクセス可能なデータ利用ライセンスと共に公開されていること。
●R1.2 ︵メタ︶データが、その来歴と繋がっていること。
●R1.3 ︵メタ︶データが、分野ごとのコミュニティの標準を満たすこと。
脚注
編集- ^ 武田, 英明 (26 October 2016). “研究データ利活用に関する国内活動及び国際動向について”. 第2回 SPARC Japan セミナー .
- ^ a b “データ共有の基準としてのFAIR原則”. バイオサイエンスデータベースセンター (2018年4月19日). doi:10.18908/a.2018041901. 2019年11月2日閲覧。
- ^ Wilkinson, Mark D.; Dumontier, Michel; Aalbersberg, IJsbrand Jan; Appleton, Gabrielle et al. (15 March 2016). “The FAIR Guiding Principles for scientific data management and stewardship” (英語). Scientific Data 3: 160018. doi:10.1038/sdata.2016.18. OCLC 961158301. PMC 4792175. PMID 26978244 .