Java Persistence API
関係データベースのデータを扱う Java SE および Java EE のアプリケーションを開発するためのJava用フレームワーク
Java Persistence API︵JPA︶とは、関係データベースのデータを扱うJava SEおよびJakarta EE︵旧・Java EE︶のアプリケーションを開発するためのJava用フレームワークである。
JPAは、以下の3つの部分から成る。
●API︵javax.persistence パッケージで定義されている︶
●Java Persistence Query Language
●オブジェクト/関係メタデータ
JPAのリファレンス実装はEclipseLinkとして実装されている。
歴史
編集エンティティ
編集Java Persistence Query Language
編集Java Persistence Query Language (JPQL) は、関係データベースに格納されたエンティティに対するクエリに使用される。文法的にはSQLに似ているが、データベースの表を直接操作するのではなく、エンティティオブジェクトを操作する。
Enterprise JavaBeans との関係
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Java Persistence API 1.0は EJB 3.0仕様の一部であり、EJB 3.0はJava EE 5 プラットフォームの一部である。ただし、永続性を利用したアプリケーションを実行するのにEJBコンテナや Java EEアプリケーションサーバが必須というわけではない。
Java Persistence API 2.0はEJB 3.1とは分離され、独立したJSR仕様として定義された。EJB 3.1やJPA 2.0はJava EE 6の一部である。
Service Data Object API との関係
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Java Persistence APIは、HibernateやTopLinkなどのオブジェクト関係マッピングツールの主要機能である関係永続性のために設計された。一般にJava Persistence APIはEJB 2.0仕様を大幅に強化したものと受け取られている。Service Data Objects (SDO) API (JSR 235) はJava Persistence APIとは目的が異なり、相互に補完するものとされている。SDO API はサービス指向アーキテクチャのために設計されており、関係データモデルだけでなく様々なデータ形式や各種プログラミング言語を扱う。SDO APIのJavaバージョンはJCPによって管理され、C++バージョンはOASISが管理する。
開発の背景
編集関連項目
編集外部リンク
編集- 一般的情報
- ドキュメンテーション
- 実装
- 記事