Microsoft Office SharePoint Server

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Microsoft SharePoint Server(マイクロソフト シェアポイント サーバー)は、マイクロソフトが提供する、グループウェアエンタープライズコンテンツ管理の機能を提供するサーバー製品である。

Microsoft SharePoint Server
開発元 マイクロソフト
最新版

SharePoint Server 2016 / 2016/05/04

対応OS Microsoft Windows
プラットフォーム PC
種別 チーム コラボレーション ソフトウェア ツール
ライセンス 商用ライセンス
公式サイト https://products.office.com/ja-jp/sharepoint/collaboration
テンプレートを表示

Microsoft Office SharePoint Server 2007 までは Microsoft Officeファミリーの一製品だった (このころは、マイクロソフト自身や導入を支援するシステムインテグレーターなどによってMOSS(モス)と略されることも多かったが、現在は単に SharePoint または シェアポイントと呼ぶようになっている)。Microsoft Office SharePoint Server 2007 の次バージョンから Office の製品名から冠が取れ Microsoft SharePoint Server 2010 となり、サーバー製品群の一員となっている。しかし、Microsoft 社の製品区分でも Office のカテゴリに配置されることもある。

概説

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MOSSMicrosoft SharePointWindows SharePoint Services(WSS)MOSSWSSWSSWeb1WebMOSSMicrosoft OfficeMicrosoft OfficeMicrosoft Office PowerPoint2008MOSS 2007Office SharePoint Portal Server 2003(SPS 2003)Microsoft OfficeMicrosoft Content Management ServerWebWikiWeb 2.0RSSOutlook 2007AccessMOSSWSS

MOSS 2007

アーキテクチャ

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WSSMOSSMicrosoft SQL ServerWebIISWebSQL ServerSharePointSharePointHTTP80使Web[1]WebWebSQL Server1Web

使80使WebForms Server使Web

MOSS 2007

機能

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Office 2007との統合

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MOSSMicrosoft OfficeMicrosoft OfficeMOSSWebWebMicrosoft OfficeMicrosoft OfficeOfficeExcelInfoPathMOSSExcel ServiceMOSSExcel 2007SharePointMOSSMOSSInfoPath Forms ServicesInfoPathWeb使

Microsoft Office OutlookSharePointOutlookMicrosoft OfficeOutlookOutlookMOSSOutlookOutlookOffice 2007使OutlookSharePoint

Microsoft OfficeMOSS2007Office 2003Office 2007Office 2007
  • Outlook上のカレンダーとSharePoint上のカレンダーの双方向同期
  • Outlook 2007のカレンダーに、SharePoint上のカレンダーを取り込むこと
  • SharePoint上にあるタスクリストをユーザーのOutlookのタスクリストと同期させること
  • SharePoint上の文書のオフライン同期
  • Outlookで、SharePointから発信されるRSSフィードを購読すること
  • ユーザーがドキュメントライブラリ上のドキュメントを編集するときに、コンテンツタイプなどのメタデータをリボンユーザーインターフェースに表示させること

エンタープライズ検索

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MOSS 2007ADO.NETWSDLWebSharePoint ServerWebExchange ServerWindows UI

MOSS 2007StandardEnterprise2MOSSActive DirectoryLDAPMOSSSharePoint

2008 & FASTSharePoint Server 2010FASTFAST Search Server 2010 for SharePointSharePoint Server 2013FAST[2]

ビジネスデータカタログ

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MOSS 2007で導入された機能であるビジネスデータカタログは、SAP[要曖昧さ回避]シーベルのようなほかのシステムのビジネスデータを、コードを書くことなくSharePointサイト上に表示させることができる。これらは、メタデータのリポジトリとオブジェクトモデルから成り立っており、単純で統一されたオペレーションが実施できる。これにより、典型的なビジネスアプリケーションに組み込まれたビジネスロジックに対して、一貫したオブジェクト指向のインターフェースを提供する。ビジネスデータカタログは、クライアントオブジェクトモデルを単純化する用に宣言されたメタデータモデルを使って、統一的にデータソースにアクセスする。ビジネスデータカタログを作成するエディタは、MOSS 2007 SDK内に含まれている。ビジネスデータカタログエディタは、基幹システムのデータベースやWebサービスに接続するためのアプリケーション定義ファイルを生成することができる。ビジネスデータカタログへのアクセスは、データにアクセスして分析するアナリスト、データを分類するためのタグをSharePointに提供する人、SharePointの管理者、そして開発者の4種類に分類される。

マイサイト

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SharePointでは、ユーザーごとに個人別の「マイサイト」と呼ばれるサイトを持つことができる。マイサイトでは、パブリックとプライベートの2種類のサイトの設定を行うことができる。プライベートのサイトでは、以下のような機能が提供される。

ワークスペース
ワークスペースが提供されることで、ページ移動の時間が節約される。
マイリンク
ユーザー個人がよくアクセスするサイトなどをリンクに追加できる。
個人サイト
個人の役割に応じた形でカスタマイズ可能な個人用サイトが提供される。マイクロソフトから、この個人サイト用にいくつかテンプレートが提供されている。
同僚のトラッカー
同僚のマイサイトの内容に変更があり、その閲覧が許可されていれば通知される。
Outlook
Exchange Server上のメールやカレンダー情報を表示する。
配布グループ
その人が所属している配布グループを確認することができる。
WSS機能
WSSをベースにしているので、ドキュメントライブラリやリストなど、WSSで持っている標準機能はマイサイトでも使用することができる。

MOSSに多言語パックのテンプレートがインストールされていれば、ユーザーは一つの言語ではなく、複数の中から言語を選んでマイサイトを作成することができる。たとえば、グローバルに展開している企業で、中国人とスペイン人が、中国語もしくはスペイン語で自分のマイサイトが作成できるようになる。

Webアクセシビリティ

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MOSS 2007SharePoint Portal Server 2003使[3]WCAG1.0Web[4]WebSharePointXHTMLdoctypesXHTML[5]Web.[6]WebSharePoint[3]

関連項目

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脚注

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(一)^ SharePointWeb

(二)^ SharePoint Server 2013  - TechNet Blog201331

(三)^ abSharePoint Accessibility - Is MOSS 2007 accessible?. 2007511

(四)^ Focus on Accessibility. Sharepoint2007.com: the business portal for SharePoint 2007 information. 2007516

(五)^ Zac Smith. Guide to making Sharepoint XHTML Compliant. 2007511

(六)^ Another day, another accessible MOSS website. 2007511

外部リンク

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