SSCPSingle Strand Conformation Polymorphism DNA

調 PCRDNA PCR-SSCP

原理

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DNADNADNA2

DNA DNA

手法の概略

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ポリアクリルアミドゲル電気泳動法を用いた場合の、 SSCPによる変異(多型性)検出手法の概略は次の通りである。

  1. 特定の遺伝子領域の切り出し(またはPCRによる増幅)により試料DNAを得る
  2. ホルムアミドの存在下で試料DNAを熱変性(加熱・急冷)させる
    • これにより二本鎖DNAが乖離して一本鎖となり、それぞれが分子内で水素結合して高次構造を形成する。
  3. 熱変性させた試料DNAをポリアクリルアミドゲル で電気泳動
  4. 銀染色等により検出する

多型性検出の能力

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SSCPによる多型性の検出においては、100から300塩基程度の長さの遺伝子領域を試料として用いる場合が多いが、 500塩基を超える試料DNAの中から1塩基の相違を検出できる場合もある。

再現性について

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完全に同一の塩基配列を持つDNAであっても、その高次構造は温度、緩衝液の種類などの条件により変化することから、 SSCPによる遺伝的変異、多型性の検出においては温度制御の可能な電気泳動装置を使用することが必要である。

その他の方法

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PCRDNA

PCRDNA




関連項目

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