VVT-i(ブイブイティーアイ Variable Valve Timing-intelligent system)は、トヨタ自動車可変バルブタイミング・リフト機構の呼称および技術である。バリエーションとして、VVT-iの基となったVVTのほか、VVTL-i等がある。

バリエーション

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VVTを採用した4A-GE型(20バルブ

VVTVariable Valve TimingVVT-iVVT30°NVCS

19914A-GE5100

 
VVT-iを採用した1NZ-FE

VVT-iVariable Valve Timing-intelligent systemVVTVVT-i

199582JZ-GEVVT-i19963S-FSE[1][2]VVT-i

DUAL VVT-i

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DUAL VVT-iを採用した3S-GE

DUAL VVT-iDUAL Variable Valve Timing intelligent systemVVT-i

199810RS2003S-GEGRS18#XGRX12#200610E140/1501.8L2ZR-FE1.3LNR1NR-FEiQ[1]

VVTL-i

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VVTL-iVariable Valve Timing and Lift intelligent systemVVT-i

19992ZZ-GE[3]Will VS

OEMVTECMIVECVVTL-i2ZZ-GEVVTL-i

VTECVTEC321VVTL-i122ZZ-GE6,000rpm

VVT-iE

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Dual VVT-iEを採用した1UR-FSE

VVT-iEVariable Valve Timing-intelligent system by Electric motorVVT-i1,000rpm

20069LS4601UR-FSE200712IS F2UR-GSE201441.3L2WD1NR-FKE20153/1.5L2WDCVT2NR-FKEFKE

eVTCeVTC

VVT-iW

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VVT-iWVariable Valve Timing-intelligent Wide)は、2014年にレクサス・NX8AR-FTSに初採用された。

従来の油圧VVT-iと比べてバルブタイミングの可変範囲が拡大され、中間ロック機構が付加されている。これらによりアトキンソンサイクルミラーサイクル)のより積極的な導入が可能となり、中間ロック機構により冷間始動性も確保している。さらに通常の連続位相可変機構に加え、軸内に5モードOCVボルトとロックピンを内蔵し、センタースプール方式でVVT機構と一体化している。

これにより従来の油圧式VVT-iより作動温度領域の拡大と応答性を向上させており実用燃費の向上に寄与している。

脚注

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注釈

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  1. ^ 2012年5月までは兄弟車のダイハツ・ブーンにも搭載されていた(Dual DVVT名で搭載)。

出典

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  1. ^ トヨタ企業サイト|トヨタ自動車75年史|技術開発|エンジン連続可変バルブタイミング機構(VVT-i)
  2. ^ トヨタ企業サイト|トヨタ自動車75年史|技術開発|エンジン第1世代成層直噴ガソリンエンジン(3S-FSE)
  3. ^ トヨタ企業サイト|トヨタ自動車75年史|技術開発|エンジン吸気バルブリフト2段切替機構(VVTL-i)

関連項目

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