米国防総省は先月30日、北朝鮮の生物兵器の使用に備えて、在韓米軍の兵士らに炭疽︵たんそ︶菌と天然痘の予防接種を行うことにしたことを明らかにした。在韓米軍のこのような予防措置は初めて。
国防総省のウィリアム・ウィンケンウォーダー保健担当次官補は同日のブリーフィングで﹁炭疽菌と天然痘の予防接種プログラムが成功したことを受けて、太平洋司令部傘下の一部部隊員と中部司令部の追加接種対象の兵力及び必須民間要員などに予防接種を実施することにした﹂と説明した。
同次官補は﹁太平洋司令部傘下の部隊の予防接種対象には在韓米軍も含まれる﹂と付け加えた。
デビッド・ロドリゲス准将は﹁北朝鮮が生物兵器を保有したか、使用できるという国防総省の判断が反映された措置か﹂という質問を受けて﹁北朝鮮が確かにそのような能力を持っているという情報と炭疽菌を早く製造できる能力が複合されたものであり、炭疽菌製造はあまり難しくない﹂と答えた。
ウィンケンウォーダー次官補は﹁炭疽菌は02年6月以降から今まで75万人、天然痘は02年12月以降62万５０００人余りに接種した﹂とし﹁生物兵器の脅威に備えた予防接種政策はこれまで行ってきたことであり、今度接種対象に変化が生じただけだ﹂と説明した。
權順澤 maypole@donga.com
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