主要機器。約1台、遊び道具が混じっているように見えるが、iPadもあまり仕事用途では使っていない
筆者は海外取材に行くとき、だいたい以下のような機器を持って行く︵細かい機種はそのときどきで変わる︶。
作業を行なうパソコンとして﹁MacBook﹂、メインのスマホは﹁iPhone 7﹂、予備スマホに﹁Nexus 6P﹂か﹁Moto Z Play﹂、機内でのヒマ潰しに﹁iPad mini 4﹂や﹁Nintendo Switch﹂、取材用カメラの﹁RX-100M2﹂、ウェアラブルとして﹁Apple Watch﹂、あとは外付けフラッシュとBluetoothキーボード︵この2つは単四電池駆動︶などだ。
充電器とケーブル。ケーブルはほぼ挿しっぱなしだが絡まることはなく、紛失や忘れ物の心配も皆無
これにケーブルや充電器が加わるが、そのケーブルや充電器についても、かさばらず使いやすいものを選んでいる。
iPhoneは充電しながら使うことがあるので、Lightningケーブルは1mくらいのものを用意している。同時にiPadも充電するためにもう1本、用意しているが、そちらは10cmくらいで、充電器に挿しっぱなしにしている。10cmだと使いながら充電できないが、iPhoneとiPadの両方同時に使いながら充電することはないので、それほど問題はない。
モバイルバッテリはApple Watchの充電機能があるBelkinのValet Charger Power Pack 6700mAh。便利だけどちょっと高価
microUSBはデジカメとモバイルバッテリーに使うが、どちらも充電しながら使うことがないので、10cmくらいの短いケーブルで十分だ。これも1本、充電器に挿しっぱなしにしている。
USB Type-CはAndroid端末とMacBook、Nintendo Switchと、機器ごとに役割が大きく違うので、ケーブルも何種類か用意している。
まず卓上でMacBookを使うときは、充電器のUSB Type-C出力を使うので、両端がType-Cで40cmくらいのケーブルを使っている。充電器も必ず卓上に置くので、このくらいの長さでも困ることはない︵むしろ絡みにくくて助かる︶。
ケーブルを挿したままの充電器とACケーブル、MacBook用のUSBアダプターとともにポーチに無造作に収納している
さらに持ち歩き用のコンパクトな充電器や機内のUSBでMacBookやNintendo Switchを使うために、Type-AとType-Cで1mくらいのケーブルも用意している。どちらも消費電力が大きいので機内USBでは使用しながら充電できないが、ないよりはマシである。3月末のニューヨーク出張のときは、往路の13時間中、8時間ほどSwitchでゼルダの伝説をプレイできた。
あとはAndroidスマホを充電するために、10cmくらいのType-AとType-Cのケーブルも用意し、これも充電器に挿しっぱなしにしている。こちらは予備スマホなのでバッテリをあまり消費しないこともあり、充電しながら使う必要性がない。
Ankerの充電器﹁PowerPort+5 USB-C USB Power Delivery﹂には各種USBケーブルが挿さりっぱなしだが、短いケーブルばかりなので、絡むことはない。そのまま収納でき、そのまま取りだしてすぐ使えるので、撤収も展開も簡単だ。
ACケーブルはいろいろな種類を揃えておいて、渡航先などに応じて変えている この充電器はACケーブルが外せる仕様となっている。プラグ内蔵の充電器よりもかさばるが、海外のプラグ形状のケーブルや長いケーブル、コンセント付きケーブルなど、いろいろな種類のACケーブルが使えるし、卓上の使いやすい位置に置きやすいので、10cmくらいのUSBケーブルでいろいろな機器を充電しやすい。
このAnkerの充電器のほかにも、Cheeroのコンパクトな2ポート充電器も使っている。たとえばAnkerの充電器はホテルに置きっ放しにしたり、機内預け荷物に入れたりしたりして、代わりにCheeroをカバンに放り込んでおく。コンパクトなので邪魔にならないし、プラグを変更できるので海外でも便利だ。
サブで使っているCheeroの「Miracle Charger」。プラグを変換できるのが便利
MacBookにはパワー不足だが、機内USBなんかよりはパワフルで、いろいろな場面で活躍してくれる。3月末のニューヨーク出張の帰路14時間では、座席のACコンセントを使うことで、ほとんどバッテリー残量を減らさずにゼルダの伝説をプレイできた。
ちょっと前まではノートパソコンとデジカメのために専用充電器が必要だったりしたが、いまはAnkerの充電器1台ですべて充電できるようになった。充電器が減ったことは、荷物の軽量化以上に、片付けがラクになったり忘れ物しにくくなったりといったメリットが大きい。
Apple Watchのようなウェアラブルは専用充電器が仕方ないところだが︵USB電源だけど︶、今後はこれ以上、専用充電器が増えて欲しくないところである。そもそも充電するべき機材をこれ以上持ち運びたくないところだけど……。