やじうまロングレビュー

運動したくなる仕掛けが満載! 「NIKE+ FUELBAND SE」を1週間使ってみた

 ジョギングに、ウォーキングに、トレッキングなど、体を動かすのが楽しくなってくるこの季節。どうせなら日々の運動量を計測して、“いい汗かいてる自分”をより実感したい。そんなときに使われるのが「活動量計」と呼ばれるカテゴリの商品だ。

 腕に巻いたり、ポケットに入れたり、首からぶら下げたりと様々なタイプの製品が登場しているが、なかでも注目したいのがNIKEから11月6日に発売されたばかりの「NIKE+ FUEL BAND SE」である。

FUELBAND SEの「ボルト」というカラー。蛍光の黄色に見える
腕に装着したところ。NIKEロゴがシンプルでかっこいい
メーカー名NIKE
製品名NIKE+ FUEL BAND SE
希望小売価格15,750円
購入場所NIKE直営店
購入価格15,750円

 その特徴は日常のあらゆる動作をNIKE独自の「FUEL」という単位で計測可能なところだ。歩数や移動距離だけでなく、炊事・洗濯などの家事や果ては睡眠まで、装着している間の行動を数値化してくれる。

 本家の米国では2012年春にファーストモデルが販売されており、日本でも長く発売が待たれていた。個人で輸入して利用するユーザーも一定数いたようで、それだけに今回のモデルチェンジと日本上陸は大きなニュースだ。かくいう筆者も、旧モデルユーザーだった。

 発売日の11月6日にNIKE+ FUELBAND SEをNIKE直営店で購入したので、そのファーストインプレッションと使用感、旧モデルからの改善点についてレビューしたい。

セットアップにはパソコンが必須

接続部にUSB端子が内蔵されており、そこをパソコンに接続する。延長ケーブルもある

 FUELBAND SEを使うにはインターネットに接続可能なパソコンとNIKE+のアカウントが必要だ。パソコンとUSB経由で接続して各種設定を行ない、自分の身長や体重といったデータをNIKE+のアカウント情報とひもづけて自動で取得する。これらの情報をもとに「FUEL」という独自単位で運動量が計測される。

 表示される項目はFUEL、時間、消費カロリー、歩数など。これらの項目のうちFUELと時間は必ず表示され、それ以外の項目は設定画面から表示のON/OFFを選べる。各項目の表示速度は速く、もたつきがない。またボタンをダブルクリックすれば即座に時間が表示されるため、腕時計として利用するのもありだ。

パソコンにFUELBANDを接続すると専用アプリが立ち上がる
設定画面で表示項目や目標FUELを決める

つけてるだけで運動のモチベーションが上がる!?


 使使FUELFUEL

 FUEL2,0003,0005,000NIKE3,000
FUELBAND SEをつけて走ってみる。スタート時は1,493
10kmほど走ったら一気に4,789まで増えた。これで目標達成だ
目標を達成すると派手なアニメーションが表示される。「GOAL」の表示が嬉しい

 FUELGOAL

 

 2,0003,000FUEL1,0001

 2,900FUELFULE BANDNIKE+

 FULE BAND SE100200FUEL

旧モデルの課題だったバッテリーが改善、防水性能も向上


 2331

 NIKE+ FUELBAND SE11648511562Bluetooth 4.0

 FUELBAND SE2NIKE42
ボタンを長押しすると残バッテリーが表示される。

 FUELBAND SE510使

 FUELBAND SENIKE便

 使使使

スマホ連携でできることは多いが、同期に難あり


 FUELBAND SEiPhonehttps://itunes.apple.com/jp/app/nike+-fuelband/id493325070BluetoothNIKE+FacebookTwitterSNS

 FUELBAND SEiPhone1182.0.1

 FUELBAND SEiPhoneBluetooth 4.0FUELBAND SE

 FUELFUELBANDAndroid
左上の「narumiさんのFuelBand」という表示が、アプリと接続されていることを意味している
現在のFUELがほぼリアルタイムでアプリにも表示される
日別のほか、週・月・年単位で獲得FUELを表示

 そしてこのアプリは、あの手この手で利用者の運動モチベーションを高めようとしてくれる。メニューから「トロフィー」という項目を選んでみよう。FUELの総量や特定の時間あたりの獲得FUELなど、さまざまな基準をクリアすると勲章が与えられていることがわかる。

 最初は簡単な基準を超えればトロフィーがもらえるが、徐々にハードルが高くなっていく。目標を2倍、3倍上回ることで得られるトロフィーなどはなかなか獲得が難しいが、ハマると楽しい。ゲーム性を演出して運動を継続させるのはなかなか良いアイデアだ。

いろいろなトロフィーが与えられる
「HIGH INTENSITY」はかなりハードな基準をクリアしなければならない
特定の時間帯に運動して得られる「BEAT THE CLOCK」など、トロフィーの条件も工夫されている

 さらにトロフィーを獲得したり、毎日の目標をクリアしたりしたときなど、自分の好きなタイミングでSNSに投稿できるようになっている。その場で写真を撮影して、獲得FUEL数をオーバーレイして投稿することも可能だ。同じくFUELBANDを使っている友人にアピールすることができる。ぜひトロフィーの獲得や友人との競争を通じてFUELを稼いでみよう。

アプリで写真を投稿。獲得FUELを入れ込めるのが良い
ついつい「GOAL」のシーンをアップしたくなる

FUELBANDは見た目がカッコイイ


 NIKE+ FUELBAND SE14

 NIKE
外側はマットなラバー素材
結合部のみプラスチック

 NIKENIKE

 S27gM/L30gXL32g(170cmM/LNIKEWebFUELBAND SE調

鳴海 淳義