フォント : Nu きなこもち、Nu あんこもち、Nu よもぎもち


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  • THANK YOU, QUICK BROWN FOX!  BUT OUR LAZY DOG IS IN  ANOTHER CASTLE! 0123456789                                                                                                                                                                                                     
     




    8 × 8()()7 × 7
     
     
    ︿
     

    標準では、濁点や半濁点が文字本体の上に飛び出します(上置き濁点)。これはレトロゲームの制限下で生まれた特徴的なデザインを真似た物です。それとは別に、文字本体の中に濁点を押し込んだスタイル(組み込み濁点)も用意しました。これは OpenType‐機能を使えるアプリケーションでは、第一スタイルセット(ss01)を有効にすれば利用できます。それを使えない環境では、別フォントとして切り分けた「Nu きなこもち組込濁点」などを利用して下さい。また、文字本体の右隣に濁点を置く方式(横置き濁点)を採用したい場合、単に独立の濁点や半濁点〈゛〉〈゜〉を組み合わせて「か゛」のように書いて下さい。

    上置き濁点、横置き濁点、組み込み濁点の例です。

     612 
     







    調



    調




     

    使OpenType使fwid使Nu

    ︿éISO 88591 
    きなこ・あんこ・よもぎの可変幅字形と全角等幅字形です。
    ダイアクリティックなどの例。

    ファミリー早見表

    「濁点は上置きか、組み込みか」「ラテン文字は可変幅か、全角か」という二軸のバリエーションがあるので、次の表のようにフォントファミリーが細かく分かれています。OpenType‐機能を利用できるアプリケーションなら、「Nu きなこもち」「Nu あんこもち」「Nu よもぎもち」さえインストールすれば全てのグリフを使えるのですが、それに対応していない環境では、使いたい字形に応じて「組込濁点」「全角」「全角組込濁点」を選んで下さい。

    スタイル早見表です。クリックで拡大できます。

    画素スタイル

    個々の画素を正方形として隙間なく並べたスタイルが標準ですが、それ以外のバリエーションをたくさん用意しました。これを「画素スタイル」と呼んでいます。

    画素スタイルがたくさんあります。

    画素スタイルは 58 種類あります。「標準」は単純な正方形を敷き詰めるスタイルで、本文用の小さめのフォントサイズに向いています(画素数が八の倍数となるようにしましょう)。それ以外の装飾的なスタイルは、かなり大きめのフォントサイズでロゴとして使うのが効果的です。スタイル名は次の通り。

    全ての画素スタイルでピリオド(.)やカンマ(,)を拡大した図です。
    全ての画素スタイルで〈R〉という字を表示した例です。

    囲い線




    T       使

     Unicode  U+256dU+256eU+256fU+2570使JIS X 0208 
    囲い線の図です。

    レトロゲームらしさについて

    「ファミコン風に見せたい」場合の Nu もちの使い方について留意点を纏めておきます。まあ「ほんのりレトロっぽくしたい」程度の場合もあるでしょうし、下記の全てに従う必要はありません。また、これは典型的な例の特徴であって、例外的な作品も存在します。特定のゲームの雰囲気を再現したい場合はそのゲームの文字組みを観察する必要がありますし、「もち」より似ているフォントを探した方がいいかも知れません。

    等幅字形を使う

    ファミコンなどのレトロゲームでは可変幅(プロポーショナル)のフォントを使う事は困難で、和文も欧文も八画素四方のタイルで表示される事が多いです。それに対して、もち系列のフォントのラテン文字は標準で可変幅になっています。「ファミコン風」の演出をするには、OpenType‐機能による全角化か、全角版フォントを使って下さい。

    分離濁点を使う

    レトロゲームは容量制限が厳しいので、「が」のような濁点付きの専用字形を用意せず、「か + ゛」のように部品を組み合わせて表現する作品が多いです。これは Nu もちで言う所の「上置き濁点」または「横置き濁点」に相当します。上置き濁点にしたい場合、Nu もちを初期状態のまま使用して下さい。横置き濁点にしたい場合、独立の濁点〈゛〉や半濁点〈゜〉を使って「か゛」のように入力して下さい。なお、「組み込み濁点」を用いる作品も割と存在します。

    むやみに漢字を使わない

    同じく容量制限があるので、漢字をたくさん収録するレトロゲームは稀です。漢字は一切使わないか、使うとしても数を控えて、ほとんど仮名だけで書くのをお勧めします。仮名だけで書くと語境界が分かりにくいので、適宜空白で区切るのが普通です。

    字数を抑える

    レトロゲームは画面全体の画素数(画面解像度)が小さいので、一行に入る文字数が少ないし、表示できる行数も少ないです。例えば『ドラゴンクエスト』のウインドウは、横幅いっぱいに書いて一行 18 文字です。「レトロっぽさ」を出すには、そもそも本文の字数を(一度に表示する字数を)抑えるのが望ましいと思います。

    典型的なレトロゲーム風の文字組みと、あまりレトロっぽくない文字組みの例です。

    利用条件

    このフォント(Nu きなこもち、Nu あんこもち、Nu よもぎもち v1.0.0)を正規の方法で取得した人は、作者(さゆぬ)に個別の許可を求める事なく、下記の範囲でフォントを利用できます。この範囲を逸脱する使い方については、御相談下さい。

    画像などの作成と公開

    このフォントに収録されている字形などのデータを使って文書・画像・動画などを作り、それをインターネット上に公開したり、出版したりできます。営利目的かどうかは問いません。作者名など(クレジット)を表示する必要もありません。

    フォントの再頒布

    このフォント自体を再頒布(送信可能化)してはいけません。他人に紹介したい場合はフォントファイルを渡すのではなく、公式ウエブページへ誘導して下さい。

    フォントの改変と頒布

    このフォントに由来するデータを使って新たなフォントを作成し、それを私的な環境にインストールできます。それを頒布してはいけません。ここで言う「新たなフォント」とは、一字づつ切り出した画像など、フォントと同然に使用できるデータを含みます。

    アプリケーションなどへの組み込み

    アプリケーションに収録された不変の文字列を表示する目的で、このフォントデータをゲームなどのアプリに組み込んで頒布できます。但し、技術的にフォントデータを取り出せない状態となっている必要があります。

    免責

    このフォントの使用によって何らかの損害が生じた場合、フォント作者はその責任を負いません。

    フォントの入手

    このフォントは Pixiv が運営している Booth という外部サイトで頒布しています。初回は利用者登録が必要ですが、単純ですし、ほかの方々のフォントも陳列されているので見に行ってみて下さい。