食の医学館 「「同物同治」」の解説 どうぶつどうち【「同物同治」】 中国の薬膳(やくぜん)には、﹁同物同治(どうぶつどうち)﹂という言葉があります。 これは体の中の不調な部分を治すには、調子の悪い場所と同じものを食べるのがいい、という考え方。 つまり、肝臓の悪いときには、牛、豚、鶏などの肝臓︵レバー︶を、胃の病気のときは胃︵ガツ︶を、心臓が悪いときは心臓︵ハツ︶を、腎臓疾患のときは腎臓︵マメ︶を食べると、回復に役立つということです。 中国では、副生物が精肉以上に大事にされ、値段も高いといいますが、それにはこうした健康に対する考え方も、大きく関係しているのです。 出典 小学館食の医学館について 情報