精選版 日本国語大辞典 「ずい」の意味・読み・例文・類語 ずい (一)[1] 〘 接頭語 〙 名詞や動詞の上に付いて、すぐに、ずいと、ためらわないでなどの意を添える。﹁ずいあがり﹂﹁ずい隠れ﹂﹁ずい乗り﹂﹁ずい逃げ﹂など。明和・安永︵一七六四‐八一︶の頃に流行。 (一)[初出の実例]﹁薬をぐるぐるとひねり、なげ出し、ソレずいせんじ、ずいのみといへば﹂(出典‥咄本・稚獅子︵1774︶しゃれ) (二)[2] 〘 名詞 〙 ﹁ずいにげ︵━逃︶﹂の略。 (一)[初出の実例]﹁揚句(あげく)の果にはおさごを連れ、此屋敷をずいとする﹂(出典‥浄瑠璃・敵討御未刻太鼓︵1727︶上) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例