アビダルマ(読み)あびだるま

日本大百科全書(ニッポニカ) 「アビダルマ」の意味・わかりやすい解説

アビダルマ
あびだるま

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内のアビダルマの言及

【小乗仏教】より

…仏教の創始者釈迦の滅後約100年して(前3世紀半ばアショーカ王の頃と思われる)仏教教団はしだいに20ほどの部派に分裂し,煩瑣にして壮大な論蔵(アビダルマ(阿毘達磨)abhidharma)を打ち立て論争を行った。この時代の仏教を小乗仏教といい,西洋中世のキリスト教のスコラ哲学に比肩される。…

【仏教】より

…法は意識の対象となるすべての概念,無為法もその点で,法の仲間に入る),十八界(十二処と同じ内外の対応に,眼識などの六識を加えたもの)になるとされて,相互の包括関係が決められた(ただし五蘊は行=有為法だけに相当し無為法を含まない)。このような理論化・組織化は,アビダルマ(法の研究)の名でまとめられた。 さらに,縁起説の理解をめぐって,仏教内に種々の学説が現れた。…

【仏典】より


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※「アビダルマ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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