百科事典マイペディア 「ケマル・アタチュルク」の意味・わかりやすい解説 ケマル・アタチュルク ケマル・パシャとも。トルコ共和国の建設者,初代大統領。ギリシアのテッサロニキ生れ。職業軍人としての教育を受け,第1次大戦ではダーダネルスや東部国境で英・仏軍と戦った。戦後,東方諸州会議で︿国民盟約﹀を作り,1920年アンカラにトルコ大国民議会を開設。同年8月オスマン朝スルタン政府に対して反乱を起こした。1922年スルタン制を廃止,1923年7月セーブル条約を破棄してローザンヌ条約の締結に成功,11月共和国宣言。以後大統領に3選され,1934年議会はアタチュルク︵︿父なるトルコ人﹀の意︶の称号を贈った。 →関連項目アンカラ|イノニュ|オスマン帝国|トルコ|トルコ・ギリシア戦争|トルコ語|メンデレス 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報