セーフティーネット(読み)せーふてぃーねっと

デジタル大辞泉 「セーフティーネット」の意味・読み・例文・類語

セーフティー‐ネット(safety net)

安全網」に同じ。

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精選版 日本国語大辞典 「セーフティーネット」の意味・読み・例文・類語

セーフティー‐ネット

 

(一)   ( [] safety net  ) 
 

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知恵蔵 「セーフティーネット」の解説

セーフティーネット

 
252(1999)1)2)使80103)()
(    2008)
 

セーフティーネット

安全網と訳される。事故や災害などの予期せぬ不幸な出来事に遭遇した場合や、定年退職のようにあらかじめ予想される事柄に備え、用意された制度などをいう。セーフティーネット整備の目的は、被害を回避したり、被害を最小限に抑えることである。その概念は強制加入の社会保険制度や個人の責任で加入する各種生命保険や損害保険、公的・私的年金制度、雇用保険制度など広範囲にわたり適用される。例えば、金融危機が懸念された1990年代後半には危機回避の対応手段として、金融再生法、早期健全化法が整備された。いずれも2001年3月までの時限措置だったが、これにより金融危機は回避され、景気回復の一因となった。安定かつ安全な国民生活をおくるにはセーフティーネットの整備が重要だが、半面、デメリットも生じる。制度を悪用する、いわゆるモラルハザード(倫理の欠如)で、保険金詐欺や保険金殺人などの犯罪などがその一例。モラルハザード防止のために「小さな制度」を目指すべき、という意見もある。

(本庄真 大和総研監査役 / 2007年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

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