ハチ(読み)はち(英語表記)wasp 英語

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ハチ」の意味・わかりやすい解説

ハチ(昆虫)
はち / 蜂
wasp 英語
bee 英語
abeille フランス語
Biene ドイツ語


()Hymenoptera10


形態


0.5801311312()使4()1退11212使()()

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生態と進化




 穿()()()

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 11

 


生殖法


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社会性と社会生物学

大多数のカリバチやハナバチは単独営巣性で、母バチが巣をつくり、育房内に幼虫のための餌(えさ)を蓄え、産卵後に育房の口を閉じる(一括給餌(きゅうじ))。これから進化して、育房の口を閉じず、母バチは子供(幼虫)に餌を与えるものがある(随時給餌)。このようにして親と子の接触が始まる(亜社会性)。コハナバチの仲間には地中の一つの巣穴に複数の母バチが共存するものが出てくるが、母と子の接触はない(側社会性)。クマバチ亜科では造巣を終えた母バチは巣を立ち去らず、子供が生まれ、成長して親バチ(娘バチ)になったあとで、巣の中で親子の共存がおこる(亜社会性)。もっと進んだスズメバチやマルハナバチではカースト(階級)分化がおこり、母バチは女王バチとなり、娘バチは働きバチとなり、集団営巣・育児にあたる(真社会性)。しかし、女王バチは1匹だけでも生存が可能であり、コロニーの出発は1匹の母バチから始まる。これに対してミツバチやハリナシハナバチでは女王は極端に特殊化していて、単独では生存できない(高次真社会性)。多くの社会性ハチ類では女王はつねに1匹であるが、中・南アメリカのヒメアシナガバチの巣には多くの女王バチがいる(多女王制)。ハチの社会性の進化の研究は将来の興味あるテーマの一つである。

[平嶋義宏]

民俗


姿()()()()

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 ()使姿

 

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文学


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