フィブラ(英語表記)fibula

翻訳|fibula

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「フィブラ」の意味・わかりやすい解説

フィブラ
fibula

 
使西  

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のフィブラの言及

【青銅器】より


fibula

【留具】より

…古代エジプト人は留具を用いず衣服の端を結び合わせたり,紐を使って固定した。古代ギリシアではキトンをフィブラと呼ばれる留具で留めていた。デンマークの青銅器時代の遺跡からは,装飾のある安全ピン状の青銅製ブローチやピンが出土している。…

【針】より

…ただし,これら飾りピンは留針か笄かはっきりしない場合も少なくない。前2千年紀後半,青銅器時代のヨーロッパに金属の弾性を巧みに利用した今日の安全ピン式留針フィブラfibulaが登場する。初め北欧で弓部と針部と別づくりのものがあらわれ,やがて前1千年紀,南欧で,両者をつなぐ部分をばねにしたものがくふうされて,鉄器時代,古代ギリシア・ローマ時代に及んで盛行する。…

※「フィブラ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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