デジタル大辞泉 「フィードフォワード制御」の意味・読み・例文・類語 フィードフォワード‐せいぎょ【フィードフォワード制御】 ︽feedforward︾自動制御の方式の一。出力に変動を起こさせるような外乱を予測し、前もって打ち消してしまう制御方式。ふつう、フィードバック制御に付加して用いられる。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
世界大百科事典(旧版)内のフィードフォワード制御の言及 【フィードバック制御】より …これまで,フィードバック制御の応用分野としては,原動機・電動機の調速,発電機の電圧調整などの︿自動調整﹀,プロセス工業において化学反応などを進行させるための環境条件を整えること(温度,圧力,流量,pHなどのプロセス変量の制御)を目的とした︿プロセス制御﹀,兵器の自動照準や工作機械のならい制御などの︿サーボ機構﹀(物体の位置,方位,姿勢などを制御量とし,その目標値の任意の変化に追従するように構成された制御系)の3分野が有名であるが,エレクトロニクス技術の進歩に伴い,調節部にコンピューターを用いることが多くなり,産業用ロボットに応用されたり,複雑で大規模なシステムの制御を対象とするようになり,調節方式も高度になり,ますます発展しつつある。 ﹇フィードフォワード制御﹈ フィードフォワード制御フィードバック制御は,制御量に影響を与える外乱が未知であるため,外乱による影響をみてから訂正動作を行う。そのため,動作の時間的な遅れによって好ましくない結果を生ずることがある。… ※「フィードフォワード制御」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」