デジタル大辞泉 「マルガリータ島」の意味・読み・例文・類語 マルガリータ‐とう〔‐タウ〕【マルガリータ島】 ︽Isla de Margarita︾ベネズエラ北部、カリブ海にある島。本土のアラヤ半島の沖合約20キロメートルに位置し、周囲にクバグア島、コチェ島などの小島がある。島内は免税地区となっており、同国有数の観光・保養地として知られる。主な都市は、ラ‐アスンシオンとポルラマル。北部中央にラ‐レスティンガ湖国立公園がある。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
改訂新版 世界大百科事典 「マルガリータ島」の意味・わかりやすい解説 マルガリータ[島]Isla de Margarita カリブ海南部にあるベネズエラ領の島。面積1100km2,人口8万7500︵1978︶。周辺の島々とともにヌエバ・エスパルタ州︵人口37万3851。2001︶を形成し,ラ・アスンシオンが州都である︵人口5540︶。1498年コロンブスは第3回目の航海でこの島を発見した。島の名称マルガリータはスペイン語で︿真珠﹀の意であることが示すように16世紀の初めから真珠が採集された。その中心地はポルラマル︵人口2万︶であった。近年,沿海,遠洋の漁業基地として開発が進み,また植民地時代の史跡や風光に恵まれて,観光地としても成長している。 執筆者‥上谷 博 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
日本大百科全書(ニッポニカ) 「マルガリータ島」の意味・わかりやすい解説 マルガリータ島まるがりーたとうIsla de Margarita 南アメリカ北部の島。ベネズエラ北部のアラヤ半島沖20キロメートルのカリブ海に位置する。面積1072平方キロメートル。おもに中生代の変成岩類からなる東西二つの山塊が低地で結ばれた地形をなす。年平均気温27℃、年降水量600ミリメートル前後の熱帯半乾燥気候下にある。1498年、コロンブスが第3回目の航海の際ここに立ち寄った。隣接するクバグア島、コチェ島などの小島とともにベネズエラのヌエバ・エスパルタ州を構成する。人口の大半は、州都ラ・アスンシオンや同島最大の都市ポルラメルがある島の東半に集中している。伝統的な産業としては真珠の採集があり、そのほか漁業、水産加工、民芸品、雑貨などの生産が行われているが、近年海浜保養地として脚光を浴びてきた。自由貿易地帯になっていることもあって、安価な外国製品のショッピングと保養のために多くの人々が島を訪れる。 ﹇松本栄次﹈ 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例