化学辞典 第2版 「ラフィノース」の解説
ラフィノース
ラフィノース
raffinose
β-D-fructofuranosyl-6-O-α-D-galactopyranosyl-α-D-glucopyranoside.C18H32O16(504.44).メリトリオースともいう.三糖類の一種.サトウダイコン,ワタの実,そのほか植物界に広く分布し,その存在量はオリゴ糖のうちではスクロースの次に多い.
五水和物は融点80℃.無水物は融点118~120 ℃.
+105°(水).非還元性であり,変旋光を示さない.甘さはスクロースの0.48倍.インベルターゼの作用または希酸で穏やかに加水分解すると,D-フルクトースとメリビオースとを与え,α-ガラクトシダーゼでは,D-ガラクトースとスクロースとを生じる.[CAS 512-69-6]
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出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報