改訂新版 世界大百科事典 「リキメル」の意味・わかりやすい解説
リキメル
Flavius Ricimer
生没年:?-472
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
…将軍アエティウスの下で軍功をたて,アエティウスの死後ウァレンティニアヌス3世によって登用される。456年リキメルとともにアウィトゥス帝を倒し,翌年西帝となる。その登位にはリキメルの力があずかっていたが,登位後は防衛力強化や徴税に関する不正の是正などに主体的・積極的に取り組んだ。…
… アエティウスはウァレンティニアヌス3世によって殺された(455)が,後者もアエティウスの部下に刺殺され,西の帝国は最後の急坂をころげていった。ペトロニウス・マクシムス(在位455),アウィトゥス(在位455‐456),マヨリアヌス(在位457‐461),リビウス・セウェルス(在位461‐465)と皇帝は続いたが,政治の実権は456年秋以後,スエビ出身の軍人リキメルが掌握して,リビウス・セウェルスの死後18ヵ月皇帝の空位期間が続いた。次のアンテミウス(在位467‐472)は東帝から送り込まれた皇帝であるが,リキメルと対立して殺され,リキメルもその6週間後に死んだ。…
※「リキメル」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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