佐佐木信綱(読み)ササキノブツナ

デジタル大辞泉 「佐佐木信綱」の意味・読み・例文・類語

ささき‐のぶつな【佐佐木信綱】

 
18721963  

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「佐佐木信綱」の意味・読み・例文・類語

ささき‐のぶつな【佐佐木信綱】

 

(一)
 

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

日本大百科全書(ニッポニカ) 「佐佐木信綱」の意味・わかりやすい解説

佐佐木信綱
ささきのぶつな
(1872―1963)


563()鹿()鹿()18882116()()192425()30()()121890911218981900

 ()1898()西()38122()()190319561934919371()



 ()

1956195963 19671982

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

百科事典マイペディア 「佐佐木信綱」の意味・わかりやすい解説

佐佐木信綱【ささきのぶつな】

歌人,国文学者。号は竹柏園。三重県生れ。東大古典科卒。父弘綱と《日本歌学全書》を刊行。和歌史および《万葉集》の研究に努め,《校本万葉集》の編纂に中心的役割を果たしたことをはじめ,《日本歌学史》《和歌史の研究》など不朽の業績を残した。また竹柏会を興して歌誌《心の花》を創刊し和歌革新運動に参加。歌集《思草》など多くの著がある。1937年第1回文化勲章。
→関連項目大塚楠緒子木下利玄鶴見和子久松潜一柳原白蓮

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「佐佐木信綱」の意味・わかりやすい解説

佐佐木信綱
ささきのぶつな

[生]明治5(1872).6.3. 三重,石薬師
[没]1963.12.2. 熱海
歌人,歌学者。 1882年国学者の父弘綱に伴われて上京,高崎正風に入門。 88年 16歳で東京大学古典講習科卒業。以後歌の研究と詠作に進み,父との共著『日本歌学全書』 (12巻,1890~91) を刊行。父の死後「竹柏会」を継承して歌誌『こころの華』 (のち『心の花』と改題) を主宰,落合直文のあさ香社とともに和歌革新に貢献したが,その特色は伝統的手法による穏健で地味な調和的作風にあった。『続日本歌学全書』 (12巻,97~1900) 刊行ののち,歌集『思草 (おもいぐさ) 』 (03) ,『新月』 (12) を経て『常盤木』 (22) にいたり万葉風のおおらかな抒情世界を確立,歌壇の第一人者となった。一方,1905年以来東京大学で『万葉集』,歌学史,和歌史を講じ,『歌学論叢』 (08) ,『近世和歌史』 (23) ,『国文秘籍解説』 (44) ,さらに橋本進吉,武田祐吉らの協力を得た『校本万葉集』 (25巻,24~25) などの著作を残した。『万葉集事典』 (56) は万葉研究の集大成である。芸術院会員。 37年第1回文化勲章受章。 51年文化功労者。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

改訂新版 世界大百科事典 「佐佐木信綱」の意味・わかりやすい解説

佐佐木信綱 (ささきのぶつな)
生没年:1872-1963(明治5-昭和38)


鹿1118981903191219291951121905261908191019151948-541924

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「佐佐木信綱」の解説

佐佐木信綱 ささき-のぶつな

1872-1963 明治-昭和時代の歌人,国文学者。
明治5年6月3日生まれ。佐々木弘綱の長男。高崎正風(まさかぜ)にまなぶ。明治31年竹柏(ちくはく)会を組織し「こゝろの華」(のち「心の花」)を創刊。研究者としても「日本歌学史」「和歌史の研究」,「校本万葉集」(共編)をのこす。昭和12年第1回文化勲章。昭和38年12月2日死去。91歳。三重県出身。帝国大学卒。号は竹柏園(なぎぞの)。歌集に「思草(おもいぐさ)」「山と水と」など。
【格言など】ゆく秋の大和の国の薬師寺の塔の上なる一ひらの雲(「新月」)

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

旺文社日本史事典 三訂版 「佐佐木信綱」の解説

佐佐木信綱
ささきのぶつな

 
18721963

19371  

出典 旺文社日本史事典 三訂版旺文社日本史事典 三訂版について 情報

世界大百科事典(旧版)内の佐佐木信綱の言及

【心の花】より

…短歌結社雑誌。1898年(明治31)佐佐木信綱によって創刊された月刊誌で,現在ある短歌誌の中では最も長い伝統をもつ。初期には,《こころの華》などと表記されたこともある。…

※「佐佐木信綱」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

メタン

化学式 CH4 。最も簡単なメタン系炭化水素で,天然ガスの主成分をなしている。また石炭ガスにも 25~30%含まれる。有機物の分解,たとえばセルロースの腐敗,発酵の際に生成され,沼気ともいわれる。また...

メタンの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android