価値尺度(読み)かちしゃくど

世界大百科事典(旧版)内の価値尺度の言及

【貨幣】より






 (1)()(2)(3)

【経済学および課税の原理】より

…リカード理論の骨格をなす第1部では,A.スミスが投下労働論・支配労働論の二元論に放置した価値論を投下労働論で一貫して説明しようとし,またその差額地代論,利潤率低下傾向の問題を中心とする地主・資本家・労働者3階級間の長期的・巨視的分配関係を論じた巨視的動態論,国際貿易における比較生産費説などでも,以後の経済学に大きな影響を与えた。投下労働価値論と関係する不変の価値尺度の問題はリカードの終生の問題であったが,21年の第3版では,その点が修正されるとともに,有名な〈機械について〉という第31章が付加された。彼の不変の価値尺度論は,今日P.スラッファの《商品による商品の生産》(1960)における〈標準商品〉論として新展開をみせている。…

※「価値尺度」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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