分子遺伝学(読み)ブンシイデンガク(英語表記)molecular genetics

デジタル大辞泉 「分子遺伝学」の意味・読み・例文・類語

ぶんし‐いでんがく〔‐ヰデンガク〕【分子遺伝学】

遺伝現象をDNARNAなどの分子レベルで解明しようとする学問分野。

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精選版 日本国語大辞典 「分子遺伝学」の意味・読み・例文・類語

ぶんし‐いでんがく‥ヰデンガク【分子遺伝学】

  1. 〘 名詞 〙 遺伝子構造や発現機構を分子レベルで解明しようとする学問。DNAの二重螺旋(らせん)モデル以来、大きな発展をとげた。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「分子遺伝学」の意味・わかりやすい解説

分子遺伝学
ぶんしいでんがく
molecular genetics


DNA19441953JDDNADNA1958DNARNA19615調DNADNADNA




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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「分子遺伝学」の意味・わかりやすい解説

分子遺伝学
ぶんしいでんがく
molecular genetics

 
 DNADNA  

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世界大百科事典(旧版)内の分子遺伝学の言及

【遺伝学】より

…生体内の化学的反応過程の遺伝的支配機構を解明するこの分野は生化遺伝学とよばれ,遺伝学の重要な分野となった。
[分子遺伝学molecular genetics]
 1944年にO.T.エーブリーらはR型の肺炎双球菌にS型の菌から抽出したDNAを与えるとS型に変わり,この変化は子孫に安定して伝わることを証明したが,遺伝子の本体がDNAであるという考えが広く受け入れられるにはそれから10年近い歳月が必要であった。生物の多様性を考慮するとき,遺伝子の本体とみなすには4種のヌクレオチドで構成されるDNAはあまりにも単純に過ぎ,したがって,きわめて多様な存在形態を示すタンパク質のほうが適当と考える強い風潮が当時あったためである。…

※「分子遺伝学」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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