口脇白し(読み)クチワキシロシ

デジタル大辞泉 「口脇白し」の意味・読み・例文・類語

口脇くちわきしろ・し

年が若く経験が浅い。未熟であるさま。
「―・き男、ちと出家をなぶり、理屈につめて遊びたやと思ひつつ」〈咄・醒睡笑・一〉

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精選版 日本国語大辞典 「口脇白し」の意味・読み・例文・類語

くちわき【口脇】=白(しろ)し[=黄(き)なり]

  1. 年若くて経験に乏しい。乳くさい。くちばし黄色い
    1. [初出の実例]「京にて口脇(クチワキ)白き男、ちと出家をなぶり、理窟につめて遊びたやと思ひつつ」(出典咄本・醒睡笑(1628)一)

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