合成皮革(読み)ゴウセイヒカク

デジタル大辞泉 「合成皮革」の意味・読み・例文・類語

ごうせい‐ひかく〔ガフセイ‐〕【合成皮革】

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精選版 日本国語大辞典 「合成皮革」の意味・読み・例文・類語

ごうせい‐ひかくガフセイ‥【合成皮革】

 

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改訂新版 世界大百科事典 「合成皮革」の意味・わかりやすい解説

合成皮革 (ごうせいひかく)


21948使60synthetic leather使2使調

19641971JIS

調197011使調

40%湿

 使湿

 調使使


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日本大百科全書(ニッポニカ) 「合成皮革」の意味・わかりやすい解説

合成皮革
ごうせいひかく
synthetic leather

人造皮革、人工皮革や擬革ともいう。ポリ塩化ビニルレザーの改良品として高級化されたものである。織布または不織布の表面層の材料によってポリウレタン系、ポリアミド系およびポリアミノ酸系に大別され、もっとも多いのはポリウレタン系である。製造方法は、雛(ひな)型紙上にポリウレタン溶液を塗布し、乾燥させたあとにさらに必要に応じて発泡剤を添加したポリウレタン溶液を塗布し、加熱発泡させたのち、ふたたびポリウレタン溶液を加えてサンドイッチ構造をつくりあげる。その後、織布または不織布上に先のウレタン層を接着し、雛型紙を剥離(はくり)して表面仕上げをする。発泡製品と乾式製品とがある。なお、天然皮革代替品として人工皮革が最近急速に進歩している。

[垣内 弘]

『日本技術士会監修、水野淳著『モダンエンジニアリングライブラリー 不織布および合成皮革』(1970・地人書館)』『日本化学会編『一億人の化学6 ファッションと化学』(1992・大日本図書)』『出口公長著『皮革あ・ら・か・る・と』(1999・解放出版社)』

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百科事典マイペディア 「合成皮革」の意味・わかりやすい解説

合成皮革【ごうせいひかく】

化学的に合成した高分子物質を用いてつくった天然皮革類似品。ナイロンを塩化カルシウムのメタノール飽和溶液に溶解させ,布や不織布等の基材に塗布,乾燥後水に浸漬(しんせき)して塩化カルシウムを溶出し,微細孔を生じさせて天然皮革同様の通気性をもたせたもの,発泡性ポリウレタンを上記基材に塗布したものなどがある。1960年代になって各種の製品が市販されるようになった。丈夫で手入れも簡単で,靴の甲革,かばん,袋物,いす張り材料などに広く利用される。
→関連項目皮/革剥離紙皮革工業レザー

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化学辞典 第2版 「合成皮革」の解説

合成皮革
ゴウセイヒカク
synthetic leather

ビニルシートにポリアミドポリウレタンまたはポリアミノ酸膜をコートしたもの.レザー,人工皮革と区別するとこのように定義されるが,明確な基準はなく,人造の皮革類似品を総称することがある.[別用語参照]擬革

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「合成皮革」の意味・わかりやすい解説

合成皮革
ごうせいひかく

人工皮革」のページをご覧ください。

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