デジタル大辞泉 「嘱託」の意味・読み・例文・類語 しょく‐たく【嘱託/▽属託】 ﹇名﹈(スル) 1 仕事を頼んで任せること。委嘱。﹁資料収集を―する﹂ 2 正式の雇用関係や任命によらないで、ある業務に従事することを依頼すること。また、その依頼された人やその身分。 [類語]委嘱・委任・付託・委託・依託・依嘱・頼む・預ける・託する・嘱(しょく)する・委(ゆだ)ねる・任せる・やってもらう 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「嘱託」の意味・読み・例文・類語 しょく‐たく【嘱託・属託】 (一)〘 名詞 〙 (二)① 頼むこと。頼んでまかせること。依頼。そくたく。 (一)[初出の実例]﹁一日(あるひ)這人を招き閑処に入りて、艷簡(えんじょ)のことを嘱託(ショクタク)するに﹂(出典‥読本・忠臣水滸伝︵1799‐1801︶前) (二)﹁今年の夏は、校長から常陸郷土史の材料蒐集を嘱託せられて﹂(出典‥葬列︵1906︶︿石川啄木﹀) (三)[その他の文献]︹漢書‐尹翁帰伝︺ (三)② 正式の任命または雇用関係でなく、ある業務、事務にたずさわることを依頼すること。また、それを依頼された人。 (一)[初出の実例]﹁他の裁判所の嘱託に因り受託裁判官として其の職務を行ふことを妨げず﹂(出典‥民事訴訟法︵明治二三年︶︵1890︶三五条) (二)﹁コンプレッサーのメーカーの嘱託をしていて﹂(出典‥幼児狩り︵1961︶︿河野多恵子﹀) 嘱託の補助注記 読みの明らかな古い例は、ほとんど﹁そくたく﹂または﹁ぞくたく﹂である。→そくたく 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例