土室（読み）ツチムロ

デジタル大辞泉 「土室」の意味・読み・例文・類語

つち‐むろ【土室】

 
土で周囲を塗り固めてつくったむろ。また、地中を掘ってつくった穴倉。土屋。  

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精選版 日本国語大辞典 「土室」の意味・読み・例文・類語

ど‐しつ【土室】

 

(一)〘 名詞 〙 地面を掘って造った空間。つちむろ。地下室。
(一)[初出の実例]﹁厳寒のくるしみをのがれんとて、土室をほりかまへ﹂(出典‥高野山通念集︵1672︶一)
 (二)[その他の文献]︹史記‐匈奴伝︺
  
 

つち‐むろ︻土室︼

 

(一)〘 名詞 〙
 (二)① 土で塗りこめて作ったむろ。また、地面を掘って作った穴倉。︹色葉字類抄︵1177‐81︶︺
 (三)② 塵芥を灰にして貯えておく小屋。土小屋。灰部屋。
  

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普及版 字通 「土室」の読み・字形・画数・意味

【土室】どしつ

 
洞穴。また、地下室。︹後漢書、袁伝︺熹の末、黨事︵党錮の禍︶將(まさ)に作(おこ)らんとす。、に散髮世、迹を深林に投ぜんと欲す。～乃ち土室をき、～を爲(つく)らず、(まど)より飮を(い)るるのみ。
字通﹁土﹂の項目を見る。
  

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