精選版 日本国語大辞典 「居城」の意味・読み・例文・類語 い‐じょうゐジャウ【居城】 〘 名詞 〙 城主などが、日頃住んでいる城。きょじょう。〔文明本節用集(室町中)〕[初出の実例]「居城(イジャウ)とてもなく屋敷がまへにて御座候事」(出典:仮名草子・身の鏡(1659)上) きょ‐じょう‥ジャウ【居城】 〘 名詞 〙 領主などが日常住んでいる城。いじょう。[初出の実例]「居城を普請し四方に矢倉をあげ」(出典:室町殿日記(1602頃)一) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
世界大百科事典(旧版)内の居城の言及 【城】より …以上の諸要素を組み合わせてできる平面プランが城の縄張である。 城の種類は,立地によって平城,平山城,山城,丘城,台地城など,機能や規模によって本城,支城(出城),あるいは居城,砦︵とりで︶の区別があり,支城や出城の中には付城︵つけじろ︶(向城),陣城,繫ぎ城,番城,狼煙台︵のろしだい︶などがあるが,見方によって区別は一様でない。これらの区別が可能なのは中世城郭で,近世城郭は大名の居城だけとなった。… ※「居城」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」