屈曲(クッキョク)とは？意味や使い方

デジタル大辞泉「屈曲」の意味・読み・例文・類語

くっ‐きょく【屈曲】

［名］(スル)
１折れ曲がること。
「鉤かぎの手に―して」〈漱石・吾輩は猫である〉
２関節の運動で、関節の両側の骨が作る角度が小さくなるような動きをいう。たとえば、肘ひじを曲げる動きがこれにあたる。→伸展
[類語]屈折・曲折・折れる・曲がる・折る・へし折る・手た折る・畳む・折り畳む・折り重ねる・折れ曲がる・折り曲げる・折損・ちぎれる・切り離す・張り裂ける・断ち切る・真っ二つ・ばらす・ぽっきり・ぽきり・ぼきぼき・ぽきぽき・ぼきり・ぽきん・ぼきん・ばきばき・ぱきぱき・めりめり・みりみり・ばりばり

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精選版日本国語大辞典「屈曲」の意味・読み・例文・類語

くっ‐きょく【屈曲】

(一)〘名詞〙 (二)① かがまりまがること。折れまがること。 (一)[初出の実例]﹁屈曲初知_レ用。施来不_レ畏_レ風﹂(出典‥菅家文草︵900頃︶五・屏風) (二)﹁松の緑こまやかに、枝葉汐風に吹たはめて、屈曲をのづからためたるがごとし﹂(出典‥俳諧・奥の細道︵1693‐94頃︶松島) (三)[その他の文献]︹白居易‐傷遠行賦︺ (三)② 心理などがゆがめられていること。意志や考えなどがすなおに外に表わされないこと。屈折。 (一)[初出の実例]﹁屈曲として評価することで、うるところより、はるかに少い﹂(出典‥前世代の詩人たち︵1955︶︿吉本隆明﹀)

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