普及版 字通 「愍」の読み・字形・画数・意味
愍
13画
[説文解字] [その他]
[字形] 形声 声符は(びん)。につとめる意がある。︹説文︺十下に﹁痛むなり﹂とあり、哀痛の意。︹広雅、釈詁一︺に﹁愛(いつく)しむなり﹂﹁憂ふるなり﹂、︹釈詁二︺に﹁痛むなり﹂﹁傷むなり﹂、︹釈詁三︺に﹁亂るるなり﹂の諸訓を加える。
[訓義] 1. いたむ、うれえる。 2. あわれむ、いつくしむ。 3. と通じ、つとめる。 4. (びん)と通じ、みだれる。
[古辞書の訓] ︹名義抄︺愍 カナシブ・アハレブ・イタム・メグム
[語系] 愍・閔︵憫︶minは同声。また・・黽mienも声近く声義通じ、︵勉︶・俛mianも黽勉の意を以て通用することがある。
[熟語] 愍哀▶・愍愛▶・愍焉▶・愍忌▶・愍凶▶・愍▶・愍傷▶・愍惜▶・愍然▶・愍惻▶・愍悴▶・愍痛▶・愍悼▶・愍念▶・愍隷▶・愍▶ [下接語] 哀愍・慰愍・矜愍・愍・嗟愍・慈愍・惜愍・弔愍・不愍・留愍・愍
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報