とある。交通の要衝として軍記物にしばしば登場し、「義経記」巻七(愛発山の事)に、
とみえ、続けて女神がこの山中で出産した時「産のあら血をこぼさせ給ひけるによりて、あら血の山とは申し候へ」という地名由来を記す。「源平盛衰記」巻二八(源氏追討使事)の平家軍勢下向の様子を述べたなかにも「海津を打過ぎて、荒乳の中山に懸つて」とある。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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