憲兵政治(読み)けんぺいせいじ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「憲兵政治」の意味・わかりやすい解説

憲兵政治
けんぺいせいじ


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1967

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の憲兵政治の言及

【憲兵】より

…左翼運動の塞(ひつそく)にともない,軍の青年将校を中心とする急進的な右翼運動,超国家主義運動が起こり,軍の一部である憲兵そのものもそれぞれの系統に分裂するなどで,この点では本来の軍紀維持の任務も必ずしも有効に果たしえなかったこともあったが,軍部が政治の実権を掌握するにしたがい,憲兵もまた治安,防衛,防諜,生産増強など国民の全生活を監視するようになった。東条英機内閣の時点では,憲兵政治といわれる状況を呈した。憲兵数が一挙に3倍に増加されたのは1937年の日中戦争開始後であるが,終戦時には内地に約8000,朝鮮,台湾に約2000,中国,東南アジア占領地に2万2000の戦時補助憲兵を加えた軍令憲兵があった。…

※「憲兵政治」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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