持太刀（読み）もちだち

精選版 日本国語大辞典 「持太刀」の意味・読み・例文・類語

もち‐だち【持太刀】

 

(一)〘 名詞 〙
 (二)① 自分の差料(さしりょう)とする太刀。自分の差料として従者などに持たせる太刀。もち。
(一)[初出の実例]﹁一、常々可レ令レ持二太刀一哉否事︿略﹀当時之持太刀︿略﹀乗輿之時は、持二太刀一。入輿之内若長者騎馬之人帯レ之﹂(出典‥三内口決︵1579頃︶)
 (三)② 進物とする時の無銘の太刀。
(一)[初出の実例]﹁持レ経初見参。為二祝着一給二太刀一。︿革袋。持太刀也﹀﹂(出典‥看聞御記‐永享七年︵1435︶二月一三日)
  

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