デジタル大辞泉 「換える」の意味・読み・例文・類語 か・える〔かへる〕【換える/替える/代える】 ﹇動ア下一﹈﹇文﹈か・ふ﹇ハ下二﹈ 1 ︵換える・替える︶相手に与える代わりに、相手のものを自分のものとする。等しいもの、同種のものを他とやりとりする。交換する。﹁円をドルに―・える﹂﹁現金に―・える﹂﹁小銭に―・える﹂ 2 ︵代える︶あるものに他のものと同じ役割をさせる。﹁書面をもって挨拶に―・えさせていただきます﹂ 3 ︵換える・替える︶今まで使っていたものを別のものにする。古くなったものを新しいものにする。﹁畳の表を―・える﹂﹁かみそりの刃を―・える﹂ 4 ︵代える︶飲食物のおかわりをする。﹁御飯を―・えてください﹂ 5 ︵﹁…に替える﹂の形で︶…を犠牲にする。…と引きかえにする。﹁命に―・えて子供を守る﹂ 6 ︵動詞の連用形に付いて︶今までしていたのをやめて、新たに同じことを行う。﹁乗り―・える﹂﹁着―・える﹂﹁張り―・える﹂ [補説]室町時代以降はヤ行にも活用した。→換ゆ 表記は、次の観点で使い分けることが多い。 換える…物と物をとりかえる。﹁小切手を現金に換える﹂ 替える…新しいものにする。﹁かみそりの刃を替える﹂ 代える…別のものに同じ役割をさせる。﹁書面をもって挨拶に代える﹂ 変える…以前と違ったものにする。﹁話題を変える﹂ [下接句]命に替える・色を替え品を替える・裘(きゅ)葛(うかつ)を易(か)える・背に腹はかえられない・手を替え品を替え [類語]代わり・代物・別物・代表・代替・代替わり・代用・代理・代行・身代わり・肩代わり・代わる・入れ代わる・成り代わる 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例