精選版 日本国語大辞典 「旧地」の意味・読み・例文・類語 きゅう‐ちキウ‥【旧地】 (一)〘 名詞 〙 (二)① もとの土地。また、もとの領地。 (一)[初出の実例]﹁玉津島明神者衣姫之霊や。五条俊盛三位旧地、今有二其廟一﹂(出典‥蔗軒日録‐文明一八年︵1486︶四月一〇日) (二)[その他の文献]︹新唐書‐高倹伝︺ (三)② 昔、ある事物があった土地。旧跡。 (一)[初出の実例]﹁ここはむかし仁徳天皇の、たかきやにのぼりてみればと詠じ給ひし旧地にして﹂(出典‥滑稽本・東海道中膝栗毛︵1802‐09︶八) (二)[その他の文献]︹王勃‐三月上巳・祓禊序︺ (四)③ 同じ耕地にくりかえし同じ作物を作付すること。連作。 (一)[初出の実例]﹁土地の善悪(よしあし)、旧地(キウチ)︵︿注﹀カエシマキ︶・恐地をゑらみ作り物の相生相剋の理をたがはぬ様に心がけ、五穀成就を願ふべし﹂(出典‥農業自得︵1856︶上) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例