デジタル大辞泉 「暗礁」の意味・読み・例文・類語 あん‐しょう〔‐セウ〕【暗礁】 1水面下に隠れていて見えない岩や珊(さん)瑚(ごし)礁(ょう)。隠れ岩。 2 急に遭遇した困難。 [類語]︵1︶岩礁/︵2︶難関・デッドロック 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「暗礁」の意味・読み・例文・類語 あん‐しょう‥セウ【暗礁】 〘 名詞 〙 海面の下に隠れて見えない岩。隠れ岩。[初出の実例]「且つ富津の暗礁、剣を樹へ穽を設く」(出典:江戸繁昌記(1832‐36)三) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
日本大百科全書(ニッポニカ) 「暗礁」の意味・わかりやすい解説 暗礁あんしょう つねに海面下にある周囲より突出した岩礁(がんしょう)またはサンゴ礁で、船の航行に危険な程度に浅い水深を有する地形。より正確には、低潮面下にあるものをいい、暗岩ともいう。これに対して、低潮面と高潮面の間にあるものを干出岩(かんしゅつがん)、干出礁、高潮面上にあるものを顕岩(けんがん)、顕礁という。暗礁のある位置は、海の色が異なっていたり、砕け波がみられることによって知ることができる。暗礁の多い場所は、岩石海岸の海食地形の発達する海域やサンゴ礁海岸の環礁(かんしょう)、裾礁(きょしょう)、卓礁(たくしょう)の発達する付近の浅海域である。これらの暗礁の多い海域では、航海に際して、海図の水深分布や岩礁の記号に注意するとともに、種々の危険防止策を講じる必要がある。 ﹇豊島吉則﹈ 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「暗礁」の意味・わかりやすい解説 暗礁あんしょうsunken reef 海面上に頭の出ない海底のごく浅い高まり。岩石またはサンゴ礁から成る。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
世界大百科事典(旧版)内の暗礁の言及 【礁】より …通常20m以浅の場合に用いられる。岩礁,暗礁,暗岩のことである。とくに頂部がとがったものを尖礁という。… ※「暗礁」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」