生肉（読み）セイニク

デジタル大辞泉 「生肉」の意味・読み・例文・類語

せい‐にく【生肉】

食用の、なまの肉。新鮮な肉。

なま‐にく【生肉】

火を通していない、なまの肉。

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精選版 日本国語大辞典 「生肉」の意味・読み・例文・類語

しょう‐にくシャウ‥【生肉】

 

(一)〘 名詞 〙 火の通っていないなまの肉。なまにく。また、新鮮な肉。せいにく。
(一)[初出の実例]﹁幼少なる子共に、いろいろのくゎし・生肉(シャウニク)をたくさんに用(もちゆる)は、よからぬ事也﹂(出典‥子孫鑑︵1667か︶上)
 (二)[その他の文献]︹韓非子‐外儲説右上︺
  

せい‐にく【生肉】

  1. 〘 名詞 〙 なまの肉。新鮮な肉。
    1. [初出の実例]「あのうナ生肉(セイニク)をナ一斤ばかり持参いたすンで」(出典：安愚楽鍋（1871‐72）〈仮名垣魯文〉初)
    2. [その他の文献]〔漢書‐東方朔伝〕

なま‐にく【生肉】

  1. 〘 名詞 〙 なまのままの肉。煮たり焼いたりなどしていない肉。〔文明本節用集（室町中）〕
    1. [初出の実例]「病犬の前に生肉(ナマニク)を振り廻すやうな残酷さを」(出典：恋人たちの森（1961）〈森茉莉〉)

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