直焼(読み)スグヤキ

デジタル大辞泉 「直焼」の意味・読み・例文・類語

すぐ‐やき【直焼(き)】

刃文はもんを直線的に表し出す日本刀焼き入れ方。乱れ焼きなどに対していう。

じか‐やき〔ヂカ‐〕【直焼(き)】

[名](スル)直火じかびで焼くこと。また、その焼いたもの。

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精選版 日本国語大辞典 「直焼」の意味・読み・例文・類語

じか‐やきヂカ‥【直焼】

  1. 〘 名詞 〙 物を焼くのに火の上に直接置いて焼くこと。
    1. [初出の実例]「花の香も手づまのきかぬ鱠皿 鯛の桜は直(ヂ)か焼にせよ」(出典:俳諧・西鶴大矢数(1681)第三四)

すぐ‐やき【直焼】

  1. 〘 名詞 〙すぐやきば(直焼刃)」の略。
    1. [初出の実例]「先づ鎺本より物打は直焼」(出典:虎寛本狂言・長光(室町末‐近世初))

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