舌癌(読み)ゼツガン(英語表記)cancer of the tongue

デジタル大辞泉 「舌癌」の意味・読み・例文・類語

ぜつ‐がん【舌×癌】

舌にできる癌。合わない義歯・金属冠虫歯のとがった部分刺激誘因となる。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「舌癌」の意味・読み・例文・類語

ぜつ‐がん【舌癌】

 

(一)   1872
 

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

改訂新版 世界大百科事典 「舌癌」の意味・わかりやすい解説

舌癌 (ぜつがん)
cancer of the tongue


50602030

 1

 198 198Au5-5-FU5stage  92.9%stage  74.9%stage  58.6%stage  42.9%74.9%1978-851361988


出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「舌癌」の意味・わかりやすい解説

舌癌
ぜつがん

舌に発生する癌腫(がんしゅ)をいい、口腔(こうくう)癌のなかでは、もっとも頻度が高い。年齢別では50~60歳代に多く、性差では男性が女性の2倍多い。好発部位は側縁部で、初期には自覚的には口内炎と似た症状のことが多いが、進行すると深い潰瘍(かいよう)や、硬い膨隆を形成する。早期にリンパ節転移をきたすことが多い。治療は外科的切除、放射線療法、抗癌剤による化学療法の単独または併用療法が行われる。

[池内 忍]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「舌癌」の意味・わかりやすい解説

舌癌
ぜつがん
carcinoma of the tongue

舌に発生する癌腫をいい,口腔癌のなかで最も多い。一般に舌の前方 3分の2の部分に生じるものをさし,その奥の,口腔内から見えない部分のものは特に舌根部癌という。中年以上に多く,男性は女性の約 2倍である。ほとんどが側縁部に発生する。不適合な義歯や充填物,う蝕(虫歯)の鋭い辺縁などによる慢性の刺激が誘因となる場合がある。潰瘍と,それを取巻く堤防状の硬い部分があるものが多いが,きのこ状に盛上がるものもある。周囲に広がると,口腔底や下顎骨に侵入する。しばしば癌細胞がリンパ管を伝わって顎下部や頸部のリンパ節に転移し,また,血液中を流れて肺や肝臓に遠隔転移する。治療は,手術,放射線照射,制癌剤を併用して行い,リンパ節転移には頸部郭清術を行う。遠隔転移のある場合は予後が悪い。舌根部癌は発見が遅れやすく,治療も困難である。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

百科事典マイペディア 「舌癌」の意味・わかりやすい解説

舌癌【ぜつがん】

舌に発生する癌。男性(特に40歳以上)に多く女性には少ない。舌の側縁の表面に好発し潰瘍(かいよう)を形成したり,腫瘤(しゅりゅう)が生じたり,ザラザラした白斑が生じたりする。早期に切除あるいは放射線治療を行う。頸部あるいは顎下リンパ節に転移しやすく予後不良。
→関連項目口腔癌

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

タコノキ


12m7cm()...


コトバンク for iPhone

コトバンク for Android