日本歴史地名大系 「船引町」の解説
船引町
ふねひきまち
面積:一六一・一六平方キロ
田村郡の中央北部、阿武隈高地中央部とその西部丘陵地にあり、北は天てん王のう山︵一〇五七・六メートル︶で双葉郡葛かつ尾らお村・安達郡岩いわ代しろ町に、東は移うつしヶ岳︵九九四・五メートル︶・殿でん上じよう山︵八一〇・七メートル︶・鎌かま倉くら岳︵九六七・一メートル︶で常とき葉わ町・都みや路こじ村に、南は鞍くら掛かけ山︵七九八メートル︶・黒くろ石いし山︵八九六・四メートル︶・高たか柴しば山︵八八四・四メートル︶をもって郡山市・小お野の町・大おお越ごえ町に、西は三みは春る町に接する。中央には片かた曾そ根ね山︵七一八・六メートル︶があり、これら山間丘陵を縫うように北部を移川が西流。また鞍掛山を源とする堀ほり越こし川が高柴山を源流とする牧まぎ野の川を合せたのち大おお滝たき根ね川に合流、同川は町中央を西流する。国道三四九号︵川俣道︶が中央部を縦貫、国道二八八号︵都路街道︶が大滝根川沿いを東西に走り、中央部で国道三四九号に交差している。また南部を東西に走る磐城街道が門かど沢さわ地内で国道三四九号に合している。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報