警固（読み）ケイゴ

デジタル大辞泉 「警固」の意味・読み・例文・類語

けい‐ご【警固】

 
﹇名﹈(スル)非常の事態に備えて守り固めること。また、そのための人や設備。警備。﹁官邸を警固する﹂  

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精選版 日本国語大辞典 「警固」の意味・読み・例文・類語

け‐ご【警固】

 

(一)〘 名詞 〙 ( ﹁けいご︵警固︶﹂の変化した語 )
 (二)① 軍陣のかまえ。備えの様子。形勢。動静。→けごみ・けごみる。
(一)[初出の実例]﹁城のけこを見そむじたらば、弁慶が腹切らふず﹂(出典‥幸若・とかし︵室町末‐近世初︶)
 (三)② ﹁けごみ︵警固見︶﹂の略。
(一)[初出の実例]﹁四方のあないをみまはすを、ぬす人のけごなりとは、夢にもさらにしらずして﹂(出典‥浄瑠璃・博多露左衛門色伝授︵1708︶二)
  
 

けい‐ご︻警固︼

 

(一)〘 名詞 〙 非常の事態に備えて、警戒して、周囲を固めること。また、そのための人や設備。警備。警護。
(一)[初出の実例]﹁六府警固、縁二賀茂祭一也﹂(出典‥日本三代実録‐貞観元年︵859︶四月二三日)
 (二)﹁是を承る警固の武士共もみな鎧の袖をぞぬらしける﹂(出典‥保元物語︵1220頃か︶下)
  

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日本歴史地名大系 「警固」の解説

警固
けご


中世の四(し)ヶ村の内の一。西(にし)山(やま)村︵現西区︶を合せた五ヶ村の一であった。応永四年︵一三九七︶六月二五日の前欠の飯盛宮行事役屋敷注文案︵青柳種信資料／飯盛神社関係史料集︶によると飯(いい)盛(もり)宮︵現西区︶の行事役を負担する﹁警固村﹂の六宇の屋敷が書上げられている。

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出典　平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について　情報

普及版 字通 「警固」の読み・字形・画数・意味

【警固】けいこ

固く守る。

字通「警」の項目を見る。

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