デジタル大辞泉 「青茶」の意味・読み・例文・類語 あお‐ちゃ〔あを‐〕【青茶】 1 一夜のあいだ灰汁あくに漬けたのち蒸し上げた下等な茶。2 青みがかった茶色。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「青茶」の意味・読み・例文・類語 あお‐ちゃあを‥【青茶】 (一)〘 名詞 〙 (二)① 灰汁(あく)に一夜漬けて、蒸して作った下等な茶。濃い緑色をしている。上揃(うわぞろえ)。 (一)[初出の実例]﹁Auocha(アヲチャ)︿訳﹀甚しく緑色をした茶﹂(出典‥日葡辞書︵1603‐04︶) (三)② 青みを帯びた茶色。 (一)[初出の実例]﹁Auocha(アヲチャ)︿訳﹀緑と黄の中間の色﹂(出典‥日葡辞書︵1603‐04︶) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
世界大百科事典(旧版)内の青茶の言及 【中国茶】より …こうした歴史と広大な国土,そして多くの民族をもつため,中国の茶は種類が多く,その製法,飲み方も他に類を見ないほど多様である。 中国茶はその成分から緑茶,青茶,紅茶,黒茶,黄茶,白茶の6種に分類される。緑茶はほとんどが釜︵かま︶いり製で,360℃の高温でいり蒸ししてつくる。… 【ウーロン茶(烏竜茶)】より …中国茶の一種。青茶︵チンチヤー︶とも呼ばれ,緑色がかった茶褐色であるが,一見すると黒褐色でカラスの羽を思わせ,ねじれ曲がった形状は︿竜のつめ﹀のようだというので,烏竜茶の名があるという。無発酵の緑茶と完全発酵の紅茶の中間にある半発酵茶で,両者の長所を兼ね備えている。… ※「青茶」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」