精選版 日本国語大辞典 「頭を張る」の意味・読み・例文・類語 あたま【頭】 を 張(は)る (一)① 頭をうつ。頭をなぐる。 (一)[初出の実例]﹁いつもまいるたび事に、あたまをはらせらるるが、是が一しほめいわくに御ざる﹂(出典‥虎明本狂言・居杭︵室町末‐近世初︶) (二)② =あたま︵頭︶を撥(は)ねる (一)[初出の実例]﹁﹃祝儀所か遊びに行って、勘定の釣もやりゃあしねえ﹄﹃茶代(ちゃだい)のあたまを張(ハ)る玉だ﹄﹂(出典‥歌舞伎・日月星享和政談︵延命院︶︵1878︶六幕) (三)③ 利子を天引きする。 (一)[初出の実例]﹁座頭金金のあたまをはってかし﹂(出典‥雑俳・柳多留‐五︵1770︶) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例