食欲(読み)ショクヨク(英語表記)appetite

翻訳|appetite

デジタル大辞泉 「食欲」の意味・読み・例文・類語

しょく‐よく【食欲/食×慾】

何かを食べたいと思う欲望。食い気。「―がわく」「―をそそる」「―不振」
[類語]食い気食い意地

じき‐よく【食欲】

仏語。食物に対する欲望。

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精選版 日本国語大辞典 「食欲」の意味・読み・例文・類語

じき‐よく【食欲】

 

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(一)[](1477)
(二)[]
 
 

 

(一)   
(一)[](1477)
(二)()(1908︿)
 

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改訂新版 世界大百科事典 「食欲」の意味・わかりやすい解説

食欲 (しょくよく)
appetite




調尿湿調調

ACTH

調1950

1912W.B.16L.C.S.1900︿

18001900調18401901A.04191019303940A.W.S.W.190851B.1950671234

1 1955J.調196973

2 1951D.1974

3 1978L.ATP

4 1948W.specific dynamic actionSDA30%4%5%B.1966調調退

 1414調調調調

1969

 30%

 30%

ACTH

 23



尿退調便

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「食欲」の意味・わかりやすい解説

食欲
しょくよく




 ()

 調調調

 

 123調

 退退

 34

 

食欲の発生

現在、食欲の神経生理については、動物による脳の刺激および破壊実験の結果、間脳の視床下部(鼻の奥の部分に相当する)というところで腹内側核にある満腹中枢と、その外側視床下野にある摂食中枢の二つの食欲中枢の働きによって支配されていることがわかっている。すなわち、動物の摂食中枢を刺激すると餌(えさ)を食べるようになり、満腹中枢を刺激すると餌を食べている最中でも食べるのをやめてしまう。反対に摂食中枢を破壊すると動物は無食になりやせてくるし、満腹中枢を破壊すると多食になり肥満がおこる。そしてこの両中枢の働きは、片方が高まれば片方は抑えられる仕組みになっている。

 またこれらの食欲中枢の神経細胞は、血液中のブドウ糖、インスリン、遊離脂肪酸に感受性があり、その血中濃度に応じて食欲の調節が行われている。さらにこの両中枢は、視覚、味覚、嗅覚(きゅうかく)などの外的環境からの刺激や、感情、思考、過去の記憶など大脳皮質の働きの影響も受けているという。

[中川哲也]

食欲の異常

食欲の異常には、食欲亢進(こうしん)と食欲不振、および特殊なものを食べたくなる異味症がある。

[中川哲也]

食欲亢進

()尿()()


食欲不振

()

 

 調()


異味症

普通は食べたくないようなものを好んで食べたくなる場合をいう。妊婦で酸っぱいものが欲しくなったり、寄生虫疾患、鉄欠乏性貧血、精神疾患などの患者で白墨や粘土を食べるなどの現象がみられることがある。

[中川哲也]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「食欲」の意味・わかりやすい解説

食欲
しょくよく
appetite

 
 

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普及版 字通 「食欲」の読み・字形・画数・意味

【食欲】しよくよく

食気。

字通「食」の項目を見る

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栄養・生化学辞典 「食欲」の解説

食欲

 食物を摂取したいという欲望.

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世界大百科事典(旧版)内の食欲の言及

【飢え】より


 ()

【性欲】より

… 性欲は体験,学習,外的刺激に依存する面が大きく,単なる性衝動の発現ではなく,個人の生育史,社会,文化の影響を著しく受けるものである。
[性欲発生のメカニズム]
 性欲は性行動の動機的役割をなすもので,摂食行動における食欲に相当する。しかし性欲は食欲や飲水欲とは次の点で大きく異なる。…

※「食欲」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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